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	<title>馬鹿ラッチ2.0 &#187; 映画</title>
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	<description>日々の戯れ言、綴ります。</description>
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		<title>芸術と時間。</title>
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		<pubDate>Sun, 27 Jun 2010 16:46:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
				<category><![CDATA[小説、映画]]></category>
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		<category><![CDATA[映画]]></category>
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		<description><![CDATA[

			
				
			
		マイミクさんが「携帯電話でもこれだけ高性能の動画撮影機能が付いていれば、そのうち静止画の必要性がなくなるんじゃないだろうか。」という主旨のmixiの日記に残していて、それについて、コメン [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<div class="tweetmeme_button" style="float: right; margin-left: 10px;">
			<a href="http://api.tweetmeme.com/share?url=http%3A%2F%2Fbono-ism.com%2Fblog%2Farchives%2F2162"><br />
				<img src="http://api.tweetmeme.com/imagebutton.gif?url=http%3A%2F%2Fbono-ism.com%2Fblog%2Farchives%2F2162&amp;source=bono1972&amp;style=normal" height="61" width="50" />
			</a><br />
		</div>マイミクさんが「携帯電話でもこれだけ高性能の動画撮影機能が付いていれば、そのうち静止画の必要性がなくなるんじゃないだろうか。」という主旨のmixiの日記に残していて、それについて、コメントを残しておいたのだが、そこで多少考えることがあったので、ここで再び論を展開してみようと思う。<br />
<br />
<br />
結論を言えば、やはり、静止画(写真)と動画は全く別物である、と考えざるを得ない。でも、これは感覚的に多くの人が思ってることなんじゃないかと思うけど。<br />
<br />
<span id="more-2162"></span><br />
まず決定的に違うのは時間の支配の仕方。10分の動画があったら視るのに10分取られる。まあ、1.3倍速とかで内容を理解しながら速く視る、みたいなことも出来るが、基本的に視る側に時間の支配権はない。<br />
<br />
一方で、写真の場合、時間の支配権は完全に視る側にある。<br />
<br />
例えば、自分たちの旅の想い出として、ムービーと写真集があるとしたら、ぱっと振り返るにはやはり写真集が有利。自分で時間をコントロールしながら、写真で足りない部分は想像力で「こんなんだったなぁ。」と補完出来る。<br />
<br />
また、技術的にも、効率的にも、動画の一コマを切り取って、写真に、というのも難しい。仮に動画の一コマがデジタル一眼レフ並の高解像度であったなら、動画は恐ろしいぐらいの大容量になるだろうし、それを処理するマシンにも相当なパワーが要る。<br />
それに、動画の撮り方と写真の撮り方は、意外と異なる。<br />
<br />
時間を使いながら流れの中で全てを表現しようとする動画と、一枚で全てを表現しようとする写真。それを考えると、動画の中の一コマに写真に使用するのに最適なコマが必ず存在するとは限らない。<br />
<br />
と、大体そんな様なコメントを残した。<br />
<br />
<br />
で、ここからさらに話を広げて、芸術と時間の関係性について。<br />
<br />
時間に着目して考えると、映画とか音楽って、やはり時間芸術である。もちろん、途中で止めたり出来るけど、リズムが狂う。リズムが狂ったり、連続した流れの中での印象が途切れたりすると、かなりの確率で制作者の伝えたいことが伝わってこない。そんな訳で、基本的には、再生されたら、終わるまで作り手に時間を預けなければならない。<br />
<br />
時間と心に余裕があれば、それもいいんだけど、そういうときばかりではない。そこへいくと、本とか写真を視る場合、時間のコントロール権はやはり視る側にある。<br />
<br />
本とは実に不思議なもので、本の世界に没頭していても、自分でここまで、と決めたら、さっと切り上げられるし、途中から読みはじめても、さっとその本の世界に戻れる。それは写真も同じ。<br />
<br />
そういう意味では、どうしても時間が細切れになりがちな現代人の生活において、本、活字の存在意義は高まる一方だと思うし、同じ意味で写真の必要性も薄れることは全くないと思う。<br />
<br />
<br />
現代はライフハックだ、なんだ、と言って、時間を効率的に使うのが良いこととされている風潮がある。やはりパソコンの影響だろうか。パソコンは単なる道具だから、同じ作業をするなら時間は短い方が良い。しかし、そういう考え方が、他の日常生活にも持ち込まれている気がする。<br />
<br />
話が少し飛躍するが、70年代初頭にプログレッシブ・ロックなる音楽が流行った。1曲がレコード片面全部(23分)を占めている曲もザラにあった。思うに70年代は、レコードもラジオも、プレイヤーがある場所に人間がわざわざ行って聴くのが普通だったし、時間概念的にも余裕があったのだろう。しかし、単なる流行の移り変わりのせいもあるだろうが、ウォークマンが生まれて、音楽を持ち歩ける時代になって以降、音楽の持つ時間が、人の日常生活の時間に勝つことが出来なくなった。それを考えると、今後、長尺の音楽が一般的に受けることはまず無いような気がする。<br />
<br />
映画も、金銭的に、というよりも、時間的に、贅沢な娯楽になっている様に思う。そして、時間が貴重になっていくにつれ、ライバルが、アトラクション、旅行などの体験型レジャーに移りつつある。いくら3Dの映画が出て来た、とはいえ、体験型レジャーがライバル、というのは結構つらい。<br />
<br />
<br />
実際に割ける時間、そして時間の使い方に対する考え方。これらが、実際の芸術に与える影響は大きい。時間芸術にとっては、現在は厳しい時代なのかもしれない。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>「アウトレイジ」ーリアル・エンタテインメントー 【映画評】</title>
		<link>http://bono-ism.com/blog/archives/2140</link>
		<comments>http://bono-ism.com/blog/archives/2140#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 12 Jun 2010 19:05:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
				<category><![CDATA[小説、映画]]></category>
		<category><![CDATA[日々の日記]]></category>
		<category><![CDATA[日々の考え事]]></category>
		<category><![CDATA[映画]]></category>

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		<description><![CDATA[

			
				
			
		北野武監督の「アウトレイジ」を観てきた。

第一印象は、良く出来たエンタテインメント作品。これまでの多くの北野作品の様な行間を読むような作品ではない。ああ、観たなぁ。で、終わり。そういう [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<div class="tweetmeme_button" style="float: right; margin-left: 10px;">
			<a href="http://api.tweetmeme.com/share?url=http%3A%2F%2Fbono-ism.com%2Fblog%2Farchives%2F2140"><br />
				<img src="http://api.tweetmeme.com/imagebutton.gif?url=http%3A%2F%2Fbono-ism.com%2Fblog%2Farchives%2F2140&amp;source=bono1972&amp;style=normal" height="61" width="50" />
			</a><br />
		</div>北野武監督の「アウトレイジ」を観てきた。<br />
<br />
第一印象は、良く出来たエンタテインメント作品。これまでの多くの北野作品の様な行間を読むような作品ではない。ああ、観たなぁ。で、終わり。そういう意味では「座頭市」の系譜なのかもしれない。<br />
<br />
しかししかし・・・それはあり得ないだろ！というシーンが多々あるのだが、それでも全体を振り返れば、ああ、実際にこうなんだろうな、と思わせる、かなりリアルな印象のエンタテインメント作品である。リアルとエンタテインメント。通常、両立しえないこの2つを観客に同時に印象づけるというところに監督、北野武の力量を感じた。<br />
<br />
さて、自分で自分を俯瞰するようなメタ系の作品が続いた北野監督が、どうして今回、こういったエンタテイメント作品に真正面から挑んだのか・・・。それについて少しだけ触れてから、「アウトレイジ」について語りたい。<br />
<br />
あ、思いっきりネタバレあり、なのでヨロシク。<br />
<br />
<span id="more-2140"></span><br />
<br />
むかーしの<a href="http://baka-ratti.at.webry.info/200512/article_2.html" target="_blank">ブログ記事</a>で書いたが「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000C5PNU0?ie=UTF8&#038;tag=bakaratti-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B000C5PNU0" target="_blank">TAKESHIS&#8217;</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=bakaratti-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B000C5PNU0" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」はやはり傑作だと思う。で、そこから「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000UIL038?ie=UTF8&#038;tag=bakaratti-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B000UIL038" target="_blank">監督・ばんざい! </a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=bakaratti-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B000UIL038" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001LELICI?ie=UTF8&#038;tag=bakaratti-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B001LELICI" target="_blank">アキレスと亀</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=bakaratti-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B001LELICI" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」があっての今作。これらの作品の中で、ビートたけしと北野武、そして死について、徹底的に向かい合ってみることで、改めて、外向きのエンタテイメント作品を作る気になったのだろうか。今回の作品は、誰が観ても、ほぼそのストーリーを把握出来る仕上がりになっている。<br />
<br />
<br />
さて、今作は、普通にヤクザ映画であるが、やはりバイオレンスのシーンは凄まじい。ピストルよりも、刃物やドリルが痛い。中野英雄が、お前にはこれで十分だ、とカッターナイフで指詰めを強要されるシーンがあるが、そこからしてもう痛い。しかし、これは初期作品から通じる北野監督の良心だと思う。観るだけで痛い。暴力シーンがあるのに痛みや嫌悪感が伝わってこないのは、やはり偽善である。<br />
<br />
<br />
そして、今回は役者が良い。特に良いと思ったのが、北村総一朗と小日向文世だった。ゴッドファーザーの様に人間関係、ヤクザとしての力量を素早く見抜き、組織を纏め上げながらも、どこかひょうひょうとしている大親分の北村。そして警察の人間でありながら、ヤクザとずぶずぶの関係の小日向。北村は怖さと明るさ、重みと軽さが同居した絶妙な演技で観客の目を惹き付ける。そして、小日向はこれまでも小悪人の役はあったが、今回は小悪人に見えて、実は他のヤクザと変わらないぐらいの悪党。そのしたたかさが空恐ろしく、こちらもかなり良かった。<br />
<br />
一応、二人を選んでみたが、他のキャストも相当印象的で、誰かの印象が薄い、ということはない。それもこれも、非常に人間臭く、かつ個性の違う、周到な人物設定がされているからであり、改めて北野武の人間観察眼に驚かされる。<br />
<br />
<br />
ストーリーとしては、王道的なものだと思う。それでも平凡にならないのは、やはり個性的なキャストと周到な人物設定があるから。全員が主要キャストなだけに、意外なストーリー展開にしなかったのは正解だと思う。それぞれがそれぞれに、いかにもその人物が取りそうな行動を組み合わせると今回のストーリーになる。そこが面白く、またリアルに感じる所以だ。ラストシーンを考えれば、北村に頭を叩かれた時の三浦友和の演技は見物である。<br />
<br />
<br />
さて、そろそろ総括・・・。この映画はエンタテインメント作品でありながら、リアルなヤクザの社会を描けているという点で、実に見事である。(※リアルなヤクザ社会については知らないが(笑)、力強くそう思わせる) 基本的には「観た！面白かった！」「観た！怖かった！」で、あとくされなく終わる映画であるのだが、人間関係のおかしみについて、深く印象が残る。<br />
<br />
そして凄いのが、いつもは小細工で笑いを取りに行く北野監督が、ヤクザのマジメな行動だけで、笑いを取りにいったこと！ ヤクザが真剣に怒って、挑発しあって、暴力を振るって・・・その中に、人間の基本的な喜怒哀楽のうちにクスリと笑えるような要素を取り入れているのである。これは芸術的としかいいようが無い。<br />
<br />
<br />
最後に・・・ヤクザの関係だけで言えば、結局は怒りのパワーをより強く持っている人間が最後まで生き残る、ということ。それは警察の人間である小日向も一緒で、小日向が他のヤクザと変わらないだけの怒りのパワーを持っている、というシーンがちゃんと挿入されている。権謀術数で、大親分の地位を維持してきた北村が、三浦の一発の銃弾に倒れるのも、それを象徴している。ヤクザの世界のヒエラルキーがきちんと描かれていて、しかも最後には収まるところに収まる今回のストーリーはやはり的を得ていて、気持ちが良い。<br />
<br />
一般社会も案外、そうなんじゃないか、と思う。目立つやつ、頭のいいやつ、色々いるが、結局その世界に長く君臨するのは、深い執念とも言える情念を持ち続けられる人間であったりする。<br />
<br />
そんな訳で・・・ゴタゴタ言ってるとブチ頃すぞ、ｺﾞﾙｧ！ ・・・ではなく(笑)、バイオレンスは目を背けたくなるほどキツイが、それに耐えられるのであれば、ヤクザの濃い人間関係を楽しめる正統派エンタテインメント作品に仕上がっていると思う。</p>
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		<item>
		<title>「アバター観たけど、ストーリーが陳腐で面白くなかった。」</title>
		<link>http://bono-ism.com/blog/archives/1752</link>
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		<pubDate>Sun, 07 Mar 2010 15:54:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
				<category><![CDATA[小説、映画]]></category>
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		今日、遅まきながら、アバターを観てきた。とにかく衝撃的な映画だった。だが、一緒に観に行った彼女にその凄さを説明しようとしても、ストーリーは古典的、王道的なものだけど映像は凄かった、としか [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
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			</a><br />
		</div>今日、遅まきながら、アバターを観てきた。とにかく衝撃的な映画だった。だが、一緒に観に行った彼女にその凄さを説明しようとしても、ストーリーは古典的、王道的なものだけど映像は凄かった、としか言えなかった。決してそういうレベルの映画だと思った訳ではない。だが、この映画の凄さをどうしても言葉で説明出来なくて、それがもどかしかった。<br />
<br />
え？ 表題と書いてること違うじゃないかって？ まあ、それについては後で説明するとして・・・。<br />
<br />
<span id="more-1752"></span><br />
<br />
まあ、ストーリーとしては本当に、手垢が付きまくった勧善懲悪メロドラマ、と言って差し支えない。しかし、アバターに関して言えば、完全にマッチしているプロットだと感じた。私はこのプロット、わざとだよな、とそう思った。わざと対立軸を分かりやすくしている。なぜだろう？<br />
<br />
そう思ってネットで調べてみると色々、心の中の整理がついてきた。<br />
<br />
この映画の脚本は既に10年前以上に出来てきたそうである。しかし、最近までそれを再現する手法がなかったということだ。調べてみるとこのジェームズ・キャメロンという監督はタイタニック以前から映画製作そのものよりも、映像表現の限界を押し広げる、特にカメラを用いた映像表現の枠を広げる、ということに興味が向いてしまったらしい。どの様にしたら、カメラがカメラの枠を破れるのか？ そして彼はパフォーマンス・キャプチャーという手法を開発する。<br />
<br />
<p style="text-align: center;"><object width="560" height="340"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/SYA8N9sMmiY&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0x006699&#038;color2=0x54abd6"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/SYA8N9sMmiY&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0x006699&#038;color2=0x54abd6" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="560" height="340"></embed></object></p>
<br />
これによっていよいよ彼自身が許容し得るカメラ撮影による新しい映像表現が可能になった。<br />
<br />
ここでジェームズ・キャメロンが偉かったこと。新たな映像表現を決してマニアの為のものだけにしなかったこと。新たな映像表現をオタクではない普通に映画を観に来る人達に向けてどう発信するか。<br />
<br />
そこで出てくるのが、今回のプロットである。このプロットで低予算のアニメを作ったならば、顰蹙間違いなしであろう。しかしながら、誰しもが理解し、そこに感想、批評を加えることが出来るこのプロットは、あまりに過激で最先端の映像を中和し、人々にその映像を映画として認識させるのにはもってこいである。<br />
<br />
<strong>「アバター観たけど、ストーリーが陳腐で面白くなかった。」</strong><br />
<br />
こういう感想を聞くとジェームズ・キャメロンは怒るどころか、むしろ狙い通りだと、ニヤリとするのではないだろうか。映画を観た人がストーリーについて言及するということは、すなわち、アバターのあの映像を普通に受け入れたということである。つまり、あまりにハイテクすぎて、素人にはついてこれなかったかもしれない映像表現を、彼は無事大衆の元に送り届けることに成功した、ということだ。<br />
<br />
この高度な映像表現と単純なプロットを組み合わせることは、相当に難易度が高いことだと思う。恐らく、これから2、3年はアバターもどきがいっぱい出てくるだろう。しかしながらそれらの大半は残念な結果に終わるはずだ。なぜなら、高度な映像表現とプロットが分離してしまって、映画としての体を成さないであろうからだ。<br />
<br />
ともかく、新次元のVFXを見事に一般大衆に届けてみせたジェームズ・キャメロンの功績は大きいと思う。アバターが失敗していたら、一般大衆が違和感なく新次元の映像を受け入れるのにもう5年は掛かったのかもしれない。<br />
<br />
<br />
面白い、面白くない、の評価は人それぞれだと思う。それはそれとして、映画の歴史の変わり目を目撃するつもりでこの映画を観て欲しいと思う。去年末から公開されてるから、そろそろ上映も終わるはずだ。その前に是非映画館で観て欲しい映画だ。<br />
<br />
<br />
参考サイト<br />
「<a href="http://bp.cocolog-nifty.com/bp/2006/12/jamescameronsav.html" target="_blank">■ジェームズ・キャメロン監督『アバター』　　パフォーマンス・キャプチャー技術と3Dフュージョンカメラ: ★究極映像研究所★</a>」<br />
「<a href="http://togetter.com/li/7813" target="_blank">Togetter &#8211; まとめ「@tricken による「アバター」感想まとめ」</a>」</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>「監督・ばんざい！」観た。</title>
		<link>http://bono-ism.com/blog/archives/455</link>
		<comments>http://bono-ism.com/blog/archives/455#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 25 Sep 2008 16:45:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
				<category><![CDATA[小説、映画]]></category>
		<category><![CDATA[日々の日記]]></category>
		<category><![CDATA[日々の考え事]]></category>
		<category><![CDATA[映画]]></category>

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		<description><![CDATA[

			
				
			
		今、遅い夏休み中で、まあ色んなことしたんだけど、まず、これについて語っておきたい。

これから北野武監督の「アキレスと亀」を観に行く予定なのだが、前作の「監督・ばんざい！」を観てなかった [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<div class="tweetmeme_button" style="float: right; margin-left: 10px;">
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				<img src="http://api.tweetmeme.com/imagebutton.gif?url=http%3A%2F%2Fbono-ism.com%2Fblog%2Farchives%2F455&amp;source=bono1972&amp;style=normal" height="61" width="50" />
			</a><br />
		</div>今、遅い夏休み中で、まあ色んなことしたんだけど、まず、これについて語っておきたい。<br />
<br />
これから北野武監督の「アキレスと亀」を観に行く予定なのだが、前作の「監督・ばんざい！」を観てなかったので、まずここから観ることにした。<br />
<br />
その内容と感想であるが・・・<br />
<br />
<span id="more-455"></span><br />
<br />
まあ、正直言えば、駄作・・・かな？ 特に今まで北野作品を全く観たことがない人が観るにはあまりにつらい内容だと思う。私は北野映画はあまり観たことがないし、監督としての北野武ファンでもないのだが、それでも「TAKESHIS&#8217;」には衝撃を受け、未だに日本映画では一番好きな映画である。それゆえ、密かに期待していたのであるが・・・。<br />
<br />
前半の、バイオレンスが得意な監督がそれを封印し、色んなテイストの映画を撮ってみる、という体(てい)のオムニバス作品集はどれも面白いし、特に一番最後のやつなんかはそのまま映画化しても良さそうなぐらい面白かった。<br />
<br />
が、それぞれにいちいちナレーションでケチを付けて、純愛だ、ホラーだ、昭和30年代だ、と色々あって、そんなものはオイラでも撮れるけど、いちいち底が浅いんじゃないの、と、ちくりとやる。<br />
<br />
しかしながら、単なる高みの見物には終わらず、オイラも大した監督じゃないよ〜、とばかり、後半のぐだぐだコントになだれ込む訳だが、結局、そこが、この映画を現在の映画界を批判したいのか、それとも自己批判をしたいのか良く分からないものにしてしまっている感じがする。<br />
<br />
「TAKESHIS&#8217;」はふんだんにお笑いを取り入れながらも、不可解な自分の内面を表現することにためらいがなく、観ていて気持ちが良かったが、今回のは、とうとう自分自身と自分の撮った映画も客観視してしまい、なんとなくしらけた、冷めた感じしか伝わってこなかった。まあ、北野監督の苦悩、ここに極まれり、といった感じなのだろうか。<br />
<br />
ただ・・・単なる駄作と片づけてしまうには、もったいない作品。脳梗塞で倒れる前の江守徹のキレた演技、ラーメン屋のベタな展開、たけしと切っては切れない、階段でのコケ、目的の動作の前に、まず足を打つ、頭を打つ、などの一連のボケは、ビートたけしファンとしては、やはり思わず笑ってしまう。<br />
<br />
それに、映像に、やはり映画を10本以上撮ってきた監督のキャリアを感じる。この人の絵作りは、いつまで経っても素人くささが抜けないが、それでいてプロフェッショナルな仕事だと感じさせる不思議な感じがいつもする。やはり、凡百の映画監督とは一線を画す絵作りの出来る監督だと思う。<br />
<br />
そんな訳で、どこか一ヶ所を取れば、北野監督の凄さを実感出来る部分もあるのだが、全体通してみるとどうだろう？ 僕にはこれというメッセージが伝わってこなかったし、何より映画にぶつける情熱みたいなものが感じられなかった。難解でも単純でも、コメディ性があってもなくても、どちらでも良いのだが、後半にいくにしたがって何となく繋げてみました的な展開に感じられるのが、思わず笑ってしまうのとは裏腹に、ちょっと辛かった。<br />
<br />
<br />
さて、「アキレスと亀」。果たして北野監督が主題と映画作りへのモチベーションを取り戻しているかどうか・・・。僕が見たいのは北野監督の映画への情熱、かな。それが垣間見られれば、きっといい作品なんじゃないかと思うけど、さてどうでしょう。・・・あれ？ 早く行かないと上映終わっちゃうか(笑)<br />
<br />
</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>バリー・リンドン。</title>
		<link>http://bono-ism.com/blog/archives/375</link>
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		<pubDate>Mon, 01 Sep 2008 13:39:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
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		先週末は、キューブリックの「バリー・リンドン」を観た。どういうんだろうね、非常に感想を述べるのが難しい映画だ。「2001年」のようにそれまでの映画の概念を変えてしまうような映画でもないし [...]]]></description>
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			</a><br />
		</div>先週末は、キューブリックの「バリー・リンドン」を観た。どういうんだろうね、非常に感想を述べるのが難しい映画だ。「2001年」のようにそれまでの映画の概念を変えてしまうような映画でもないし、「時計仕掛け」ほど、狂気じみているわけでもない。しかしながら、他者には絶対まねの出来ない絵作りと、人々の運命を超客観的視点から冷徹に見つめる視線は、キューブリック作品以外の何者でもない、というぐらいキューブリックらしい作品になっている。<br />
<br />
<span id="more-375"></span><br />
 <br />
ただ、平凡な日常シーンも息詰まる緊迫するシーンもどちらも淡々とあまり緩急をつけることなく話が進んでいくので、主人公ですら、時代と運命とに翻弄された一脇役の様な印象で、観終わった後に感じるのは、主人公や周りの人たちに対する怒りとか同情とかそういうものではなく、18世紀という時代そのものを見せられたような印象が残った。<br />
 <br />
全編、美しい自然と豪華な中世の建物が絵画的に描かれ、このあたりはキューブリックの面目躍如というか、キューブリックにしか撮れない映像だと思うが、それにしても感じるのは、人間は結局いつの時代も、人や社会にしか関心がない、ということ。ごく稀に自然や建築物に目をやることはあるが、ほとんどは、どの様な組織の中で、どの様に生きるか、自分が有利になるためには、誰につくべきか、そんなことばっかり考えてるんだね。<br />
 <br />
最後のエンドロールの「みんな最後はあの世行き」というのは、キューブリックらしいブラックユーモアである。キューブリックは人間についてどう考えていたのかね。どこかしら、みんな最後はあの世行きなのに、なにせこいことで争ってるんだ、とは絶対思っていたと思うが、その一方で、そういったダメな人間をどれだけ愛していたか・・・。<br />
 </p>
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		<title>マーク・ウォールバーグ。</title>
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		<pubDate>Wed, 13 Aug 2008 13:17:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
				<category><![CDATA[小説、映画]]></category>
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		一昨年ぐらいだかに公開されアカデミー賞を取った映画、「ディパーテッド」。その中で、ディカプリオに暴言を吐きまくる印象的な上司がいて、その役を演じているのが、マーク・ウォールバーグ。なんと [...]]]></description>
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		</div>一昨年ぐらいだかに公開されアカデミー賞を取った映画、「ディパーテッド」。その中で、ディカプリオに暴言を吐きまくる印象的な上司がいて、その役を演じているのが、マーク・ウォールバーグ。なんとなく、この人のキャリアをウィキペディアで見てみたら、まあ、びっくり。「波乱万丈」には、誰を差し置いても、この人を呼ぶべきなんじゃないか、と思った。<br />
<br />
?<br />
<br />
<span id="more-242"></span><br />
<br />
まず・・・ニューキッズ・オン・ザ・ブロック(以下、NKOTB)の前身のグループのメンバーであった、ということ。そのさわやかなイメージに違和感を感じて、NKOTBデビュー直前で脱退したらしいが、その後、同じくNKOTBのメンバーだった兄のダニーのプロデュースにより、マーキー・マーク・アンド・ザ・ファンキーバンチ名義で「グッド・バイブレーション」という曲をリリースし、この曲がビルボードの1位になるほどのビッグヒットを記録している。<br />
<br />
この曲のヒットは確か1990年代の前半だったと思うが、この頃は私もまだ、ビルボードのヒットチャートを追いかけていた頃で、この曲のヒットはよく覚えている。先日、改めてYouTubeで見たが、白人らしからぬなかなか迫力あるラップに、この頃流行ったC&amp;Cミュージック・ファクトリーを思い出させるようなメロディアスな曲調で、今見てもヒットしそうな曲だった。・・・もっとも、この曲を聴いて、アルバムまで買おう、とまで感じさせる感じではなかったが。<br />
<br />
そして、さらにびっくりしたのが、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ブギーナイツ」の主役を演じていたこと。「ブギーナイツ」は観たことがあるが、この映画の主役が、あの「ディパーテッド」の刑事だとは全く気づかなかった。<br />
<br />
というか、「グッド・バイブレーション」のPV、「ブギーナイツ」「ディパーテッド」、比べてみても、やはりあまり同一人物という気がしない。<br />
<br />
そんなわけで、見事に俳優への華麗なる転身を遂げたマーク・ウォールバーグだが、これからどんな演技を見せてくれるのであろうか。なんでも若い頃は相当な悪ガキだったらしいから、「ディパーテッド」みたいにその暴力性を活かした、ちょっとクレイジーな役を極めたら、非常に存在感のある俳優になりそうだが・・・。</p>
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		<title>ディア・ハンター。</title>
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		<pubDate>Tue, 12 Aug 2008 10:17:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
				<category><![CDATA[小説、映画]]></category>
		<category><![CDATA[日々の考え事]]></category>
		<category><![CDATA[映画]]></category>

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		毎週末、なんらかの映画を観るのが、最近の習慣になっているが、先週末は「ディア・ハンター」を観た。本当は映画も本も2度観たり、読んだりするのは好きじゃないんだけど、最近は前に観た映画をもう [...]]]></description>
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			</a><br />
		</div>毎週末、なんらかの映画を観るのが、最近の習慣になっているが、先週末は「ディア・ハンター」を観た。本当は映画も本も2度観たり、読んだりするのは好きじゃないんだけど、最近は前に観た映画をもう一度見直すことが多くて、「ディア・ハンター」も過去に一度観た事のある映画だ。<br />
<br />
?<br />
<br />
<span id="more-225"></span><br />
<br />
前回「ディア・ハンター」を観たときは、前半部分がえらい退屈で、どえらい展開になる後半を際立たせる為にわざと退屈に作ってあるんじゃないか、なんて、勘ぐったりもしていたのだが、今回、改めて観ると、前半部分も、結婚式を通じて、主人公たちの細かい人間関係、小さい田舎町の独特の雰囲気、結婚式の披露宴に見られる古くからの文化、など、十分に見所があった。そして、あの目を背けたくても、背けずにいられない後半、ベトナムのシーン。デ・ニーロは全編通して安定した演技を見せ、映画に重みを持たせているが、やはりなんと言っても、この映画は、クリストファー・ウォーケン。赤い鉢巻をして登場してから最後の「One shot・・・」のセリフまでのシーンだけで、充分アカデミー賞ノミネートに値する。<br />
<br />
ちなみに、一緒に観た彼女が、鹿狩りをする山岳のシーンが天界で、主人公たちが住む田舎町が地上、そしてベトナムが地獄、みたいなことを言っていて、僕はそんな風に寓話的には捕らえてなかったので、非常に面白い見方だな、と思った。<br />
<br />
ここからはネタバレ、になるのかどうか分からないけど、クリストファー・ウォーケン扮するニックの気持ちは分からなくもない。ニックは見るに耐えない現実を目の当たりにして、それ以来現実に目を向けることが出来ず、生きている実感をもてなくなったのであろう。そして、いつしか銃を自分の額にあて、引き金を引く瞬間だけしか、生きている実感を得られなくなったのだと思う。<br />
<br />
若干、こじつけっぽいかもしれないが、最近の無差別殺人犯にも多少そのようなところがあるのではないだろうか。生きている実感、そういったものがなくなったとき、自分の血を見るか、他人の血を見るか、でしか、人間は生きている実感を得られなくなってしまうのかもしれない。ただ、最近の無差別殺人犯は、別にベトナムで過酷な現実を見たわけでもない。一見、平和に見える世の中で、徐々に追い詰められ、彼らなりの狂気に陥ったのだから、社会のせいばかりには出来ない、といっても、そういった狂気を一定数生み出してしまう社会、というのは、やはり一度、総点検しなけらばならないのではなかろうか。<br />
<br />
・・・別に社会批判をするつもりは全くなかったんだけど、なんとなくそういう結論になってしまった(笑)　ま、それはともかく、この映画を観れば、なぜ一度戦争に行った人間が再び今までいた社会に適合しにくくなるのか、が嫌でも分かる。とても長いがとてもいい映画なので、まだ観てない人は是非。</p>
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		<title>押井守監督のメッセージ。</title>
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		<pubDate>Wed, 06 Aug 2008 12:48:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
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		<category><![CDATA[日々の考え事]]></category>
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		<category><![CDATA[思った事]]></category>

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		押井守監督の「スカイ・クロラ」という映画はもう公開されているのだろうか？　それはちょっと知らないが、この前NHKで押井守監督のスペシャル番組をやっていた。今度の押井作品は初めて若者に向け [...]]]></description>
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			</a><br />
		</div>押井守監督の「スカイ・クロラ」という映画はもう公開されているのだろうか？　それはちょっと知らないが、この前NHKで押井守監督のスペシャル番組をやっていた。今度の押井作品は初めて若者に向けたメッセージをこめた作品になっているらしい。番組の終盤で、今回の「スカイ・クロラ」の試写を大学のキャンパスでやっている様子が紹介され、最後に押井監督が大学生に向けて大体こんなようなことを言っていた。<br />
<br />
「生きてるって苦しいよね。重く、よどんで、真綿で首を絞められるような苦しみがある。君たちはちょうどその苦しい人生をスタートしたばかりだ。しかしながら、自分は55歳を超えたある時から、自分はその人生を一周終えてしまったと思った。一周先に周った人間として、僕が君たちに言いたいのは、生きるってそんなに悪いもんじゃないぜ、ということ。」<br />
<br />
?<br />
<br />
<span id="more-206"></span><br />
<br />
もうちょっと簡潔な言葉で語っていたような気がするが、とにかく、生きるってのは苦しい、と、大学生に向かって素直に言ってしまう点が凄い、というか正直だなぁ、と思った。<br />
<br />
思い返してみると、小学生の時は、暑かろうが、寒かろうが、とにかく飽きるまで遊んで、肉体的に疲れることはあっても人生に対して疲れる、という感覚は皆無であった。しかしながら、大学生ぐらいともなると、就職活動で、慣れない敬語を使い、社会人とも接触を持ち、それにともない、今までそれほど興味のなかった世間に目を向けてみると、こんなに世知辛い世界に自分も飛び込むのか、と思って、暗澹たる気持ちになった。そして今では一応まっとうな社会人面はしているが、違和感みたいなものはぬぐいきれないでいる。<br />
<br />
・・・ま、そんな私のことはともかく、大学生ぐらいの年代がちょうど「生きるって苦しい」と実感し始める世代だと思う。中学・高校でもそういった感覚を持つ人はいると思うがそれはもう少し視野の狭い実感ではなかろうか。<br />
<br />
そんなわけで、最初の試写の場所に大学のキャンパスを選び、そして試写の後、大学生に向けて実際のメッセージを送った押井監督は、これまでとは違い、勝手に支持されるのではなく、かなり真剣に自分から若者にコミットしようとしているように見えた。そんな監督の姿勢の変化は映画にもきっと表れているのだろう。人間、何かを得れば、何かを失う。おそらく、これまで支持されたテイストの一部は失われ、新たな、きっと前向きなメッセージが映画にこめられているのではなかろうか。<br />
<br />
とにかく、番組を見て、かなりこの映画が観たくなってしまった。苦しいとか甘ったれたこと言ってるな、とか、いう考えの監督の作品はあまり観たくないが、若いときは苦しくて当然だし、歳をとっても苦しいが、それでも生きてみる、生き続けてみる、ってのは結構いいもんだぜ、という、おしつけがましくない意見を持つ監督が、どんなイメージを若者にぶつけようとしているのか。やっぱり気になるなぁ。</p>
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		<title>映画三昧。</title>
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		<pubDate>Wed, 16 Jul 2008 09:51:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ボーノ</dc:creator>
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		<category><![CDATA[映画]]></category>

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		最近、週末にDVDを借りて映画を観る習慣がついている。

先週末は、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ブギーナイツ」を観た。同監督の「マグノリア」は好きな作品で、「ブギーナイツ」は、 [...]]]></description>
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			</a><br />
		</div>最近、週末にDVDを借りて映画を観る習慣がついている。<br />
<br />
先週末は、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ブギーナイツ」を観た。同監督の「マグノリア」は好きな作品で、「ブギーナイツ」は、その前に監督された作品であるとのことだったので、いつかは観ようと思っていたのだ。<br />
<br />
で、その感想は・・・。<br />
<br />
?<br />
<br />
<span id="more-125"></span><br />
<br />
正直、まあまあ、という感じ。「マグノリア」を観ていなかったら、おそらく面白い、と感じたであろう。ただ、ある人間の栄光と挫折の表現の仕方が大体「マグノリア」と同じで、しかも人間の内面の機微の表現の仕方が「マグノリア」の方がより洗練されているように思えたので、どうしてもこんな感想になってしまう。エンディングは、「マグノリア」より納得できるというか、ある意味無難な感じだったけど・・・。<br />
<br />
その前は、めずらしく最近の話題作（といっても一昨年の作品だけど・・・）「ディパーテッド」を観た。流石は現代の名匠、スコセッシ監督、作りとしては、テレビドラマの「24」のような、観客に考える暇も与えないぐらい、次から次へと緊迫したシーンの連続なのだが、それでいて、各キャラクターにもある一定の人間味を与えることに成功している。まあ、それでも・・・厳しい見方かもしれないけど、娯楽作品＋αぐらいの出来ではなかろうか。おそらくスコセッシがスピード感のある娯楽作品を作りたくなって、その意図どおりの作品を作ったのだと思うが、あくまで楽しむ為の映画で、深く人生について考えさせられる、とかそういった映画ではない。もちろん、そんな映画も充分ありだけどね。<br />
<br />
で・・・あれも観たんだった。「イージー・ライダー」。これ観るの2度目なんだけど、やっぱり名作だ。行き当たりばったりのロードムービーなんだけど、ひとつひとつのシーンに60年代末のアメリカの希望と社会的病理を感じさせる。途中から出てくるジャック・ニコルソン演じるアル中の弁護士が吐くセリフがいちいち秀逸で、まさに当時の一般的なアメリカ人の心理を言い当ててると思う。アルコールで身を滅ぼしながらも、冷静に社会を見つめた弁護士と、60年代のヒッピー的な理想を持った2人のライダーが抹殺される、というストーリーは、まさに60〜70年代、ケネディ暗殺、そしてベトナム戦争へと、アメリカが希望を葬り去った歴史と重なる。つくづくいい映画だと思う。</p>
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