逆転裁判6を買った。ゲーム買ったのなんて思えば、1年振りぐらいかも。逆転裁判シリーズは、レイトン教授とのコラボのやつ以外は全部プレイしてると思う。
ちなみに結婚してから、家でもくもくとゲームしてるのがどうにも居心地が悪くて、ほぼ電車の中や、嫁さんが寝た後の30分ぐらいしかゲームしない。そんな訳で、ゲームの進行スピードはとても遅いのだが、それでも何とか第一話をクリアした。
ところで、ゲーム買うとすぐにAmazonのレビューを見に行ってしまうのだが、やっぱり今回もレビューの点数は辛いものが多い。私としてはまだ第一話しかクリアしてないが、ナンバリングタイトルに相応しい正統派の力作だ、との印象を受けた。しかし、レビューを見ると、テンポが悪いだのディレクターをタクシュー(※逆転裁判1~4までのディレクター、巧舟)に戻せだのと、散々。まあ、この辺が名作続編のある意味、宿命かな、とは思うけども・・・。
ただねぇ、逆転裁判の1が始まってこの方、基本的なゲームシステムは踏襲しているのだから、何をどうしたって新鮮味は薄れるよ。だから、馴染んだシステムで、より面白いものを、という期待がそもそも矛盾してると思う。例えば、シリーズ物の探偵小説のようにシナリオだけどんどん変えてったとしたら、絶対マンネリだとの批判を受けると思うんだよね。かと言って、色々変えたら、らしさがなくなった、と批判される。まあ、そういうもんなんだな。
そんな中で、今回の6は、世界観は主に1~3の敢えて黄金時代の世界観を活かし、3DSの性能を活かした新しいシステム、よりクレイジーなキャラクターがきちんと仕上がっていると思う。つまり批判を覚悟で、敢えてど真ん中直球を投げて来た、という印象。で、それでいいと思うんだけどね。
更に言わせてもらうなら、逆転裁判シリーズを再びタクシューに託したら結構大変なことになると思う。タクシューの作った4はかなりの変化球で賛否両論あったし、タクシュー脚本の大逆転裁判だって、かなりモヤモヤする終わり方だったからなぁ。逆にタクシューには逆転裁判らしい逆転裁判はもう作れないと思う。だから今回の制作スタッフは逆転検事のスタッフだと聞いたが、逆転裁判に敬意を持っている別のスタッフが引き継ぐのはいいことではないかと思う。タクシューがやると彼の同じものは作りたくないという作家性が悪く作用するのではないかと・・・。
あれやこれや、あることないこと書いてたらいつのまにやらエントリーが長くなってきたので、この辺で終わっとくか。ま、私としてはナンバリングタイトルの最新作に最高傑作を求める考え方は違うと思うし、今回の6は色んな重圧が掛かる中、これまでのオリジナル作品に十分に敬意が払われた良い作品だと思っている。ま、そんなこと。