PCデポ、炎上事件に見る日本の組織のあり方。

 
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【速報】PCデポが元バイトを恫喝「暴露投稿を消せ!訴えるぞ!!」 | netgeek

高額契約の巧妙なからくりは上記のヨッピー氏の記事に詳しいが、結局、どうしてこの様な事態になったかと言えば、その一番の大元は、経営陣が無理は利益目標を掲げ、それを達成することのみが唯一の正義のようになってしまったからだと思う。故に、良心の呵責に耐えられない社員、バイトは辞めていき、さらに企業の顧客満足度を完全に無視した利益至上主義が会社全体を支配するといった極端な方向に流れていってしまったのだろう。

それにしても、こういった現象はもはや日本の組織の悪しき伝統なのだろうか。PCデポも一応東証一部上場の企業だが、日本を代表する大企業、東芝においても、先日巨額の不正会計が明らかになったばかりだ。

この手の企業の特徴としては、一度設定された目標は、途中で不都合な事実が明らかになろうと、なんであろうと、金科玉条の様に絶対に達成すべき数字として絶対視され、決して見直されることがない。上層部は、数値目標達成を部下に厳命し、それに異を唱える人間は、組織内での自分のポジションを失い、上層部に媚びる人間だけが優遇される。中間の人間は、数値目標達成が不可能なのを半ば実感しながらも、現場の人間を締め上げ、なんとか帳尻を合わせようとする。

・・・そんなことが第二次大戦前の軍部から、現在のコーポレート・ガバナンスが全く機能していない様々な企業に至るまで、綿々と受け継がれてしまっている気がする。

欧米では、経営陣は多額の給与を保証されるが、その代わり結果が出なければすぐに総退陣させられる。しかしながら、日本においては、経営陣が退陣に追い込まれるのは、新聞などで報道され、よっぽど世間の風当たりが強くなった時のみで、そこまで騒ぎが大きくならない場合は、社員の減給、解雇など一般社員が責任を取らされる形になるのがほとんどだ。

なんでも欧米を真似ればいいという訳ではないが、日本の組織のあり方は絶対このままでいいはずがない。極論かもしれないが、再び戦争になったとして、組織のあり方が現在のままなら、軍備、兵力で相手に優っていても、組織力の弱さでまた戦争に負けてしまう気がする。

じゃあ、具体的にどこを変えればいいのか、について私が何の答えも持ちあわせていないのが、非常に歯がゆいけども・・・少なくとも、組織に対する日本人の非常にダメな特性というか、そういった傾向が顕著であるということだけはそれぞれが自覚しておかなければならないと思う。

遅かれ早かれ、収益のみを追求し、顧客や社員の満足を顧みない企業は潰れる運命にあるとは思うが、その前に日本自体が沈没してしまうのではないかと、本気で心配する。

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