今日はアラバマ・シェイクスのライブを見てきた。会場は豊洲PIT。オールスタンディングで約3000人。座席ありで約1300人ほどの収容能力のライブハウス。今日は追加公演分で座席有り。この追加公演もソールドアウトだった模様。まあしかし、グラミー賞受賞のバンドがこの規模のライブハウスで見られるんだから、凄い得した感じがするのだが、それと同時に、あまり日本では知られていないのを実感する複雑な心境。それでも会場に集った人達は異口同音に「この規模の会場でアラバマ・シェイクスを見られるのは今回が最後。」と言っていた。まあ確かにこのキャパで収まっているタレントのバンドではない、という意味ではその発言に納得する。
今回、座席は11列目で、結構ステージから近かった。今まで行ったコンサートで、アーティストの表情を肉眼で確かめられる距離に座ったことがないから、流石に興奮した。会場が暗転し、バンドがステージに出てくるなり、総立ち。私は足の怪我をしていたので、少々辛かったのだが、まあそれは覚悟の上。さて、肝心のライブだが、やはり一にも二にもボーカルのブリタニーの迫力が凄かった。まあ、特別声量がある訳でもないんだけど、魂こもってるもんなぁ。まさに全身全霊で歌うことが彼女の天命であるかのよう。大げさでなく、彼女こそ、歌うことを宿命づけられて生まれてきた人と思う。歌のうまい人は数多くいれど、そこまで感じる人ってそんなに多くない。彼女の迫力と熱量に単純に感動した。一方、バンドは今でも十分タイトな演奏だが、ギターがもう少し上手なら・・・と正直思った。上手というか、もっと全面に出てこないと、ボーカルばっかりが目立ちすぎてちょっとバンドとしてバランスが保てないかな、と。少なくともレコードではちゃんとヒースのギターもちゃんと主張している訳だし。その辺りのバンドの出る、引く、のバランスがもっと上手に取れれば、更にメリハリの効いたいいバンドになる気がする。
まあでも総じて凄まじい熱量の演奏で、とっても良かった。彼らはまだ若いから、勢いがあるのは当然とも思えるが、音楽に熱量を乗せるというのは、やはり高い演奏能力があってこそ出来ることであり、彼らはその能力を間違いなく持っている。まあ、まだ中堅とは言えないキャリアだから、これからもインパクトのある曲を作って、次の来日の時には、中規模のホールで回るぐらい日本でも有名になって欲しいなぁ、と思うのであった。