アドレスV125(K6) メンテ計画。〜駆動系のオーバーホール〜

着々と進めているわが愛車メンテナンス計画。

お次は駆動系に着手。まあ、ここはここで色々あったけども・・・

まず、事前にVベルト、ウェイトローラーを買ってあったのだが、なんと間違ってアドレスV100用のVベルトを買ってしまう、という痛恨のエラー。いざ、新しいVベルトを取り付けようと思ったら、使い減りしているはずの元からついてるVベルトよりベルトの幅が狭い(笑) 最初はこんなところにもコストダウンの波が・・・と思ってみていたが、よく見ると長さも違う。さすがに長さが違うのでは役目を果たさない。これは・・・と思い、慌ててネットで調べたら、V100用でした、というオチ。純正部品は十分に型番を調べてから買いましょう。

初めての駆動系メンテナンス
まず・・・8mmのディープソケットがいる。これがないとクランクケースが外れない。が、まあクランクケースを開けるのに特にこれといったコツもなし。ただ、たぶん5年もカバーを開けていないと、カバーとガスケットが固着して、クランクケースカバーが外れないので、すべてのボルトを外したのを確認したうえで、プラスチックハンマーで遠慮なくぶっ叩く。そうするとコロンとカバーが外れる。ガスケットは新品の場合、何度か使えそうだが、古いガスケットは見るからにもろくなっているのでおとなしく新品に交換したほうがよさそうだ。

さてここからスクーター専用の工具がいるようになる。上記写真はすでにフィクスドドライブフェイス(要するにエンジン側、作業者から見て手前のプーリー片側)を外した後であるが、このプーリーに普通にメガネレンチなどを掛けても一緒にプーリーも回ってしまうので、上記のプーリーに空いている穴に両側の突起を差し込んで、固定する器具で固定しながら、プーリーのボルトを回す。

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私が買ったのは上記のもの。5、6回、かったいクラッチのボルトを緩めるのに使ったが、ゆがみなどはいまのところない。

ウェイトローラー交換
12年間、まったくノータッチのウェイトローラー。一体どんなことになっているのか・・・と思いつつ調べてみたが、汚れが目立つだけで極端な偏摩耗はなかった。(それでも多少は平らに削れてしまっている部分はあったが) これは新品のウェイトローラーにリプレイスして無事終了。純正と同じ17gが良かったのだが、売ってなかったので、社外品の15gのものに交換。果たして走りへの影響はいかに。

クラッチのオーバーホール


この写真はすでにクラッチを分解した後の写真だが、このクラッチのアウターのボルトが固いのなんの。75N・m(ニュートン・メートル)という力で締まっているのだが、普通のメガネレンチではぴくりとも動かず、そこで、本当は推奨されないが、レンチにホームセンターで買った90cmぐらいの鉄パイプを嵌め、てこの原理を利用して、なんとか緩めた。それでも全体重をかけて、さらにバイクを全力で抑えつつ・・・みたいな感じだけども。

さらにここでスクーター専用といえなくもない34?の薄型レンチが必要になる。

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これを34mmの薄型ボルトに嵌めたまま、クラッチ部品とレンチを共に握って、反時計回り方向に親の仇のようにレンチを地面に打ち付ける。最初はこんなことで本当に緩むのだろうか?と不安になるが次第にするすると緩まってくる。ここはトルクレンチが掛けづらいので(ボルトも薄し、34mmと普段使わない大きさ)、元のトルクで締めるために、マジックで印をつけておくとよい。(マジックもオイルなどですぐ消えてしまうので、本当は工業用の消えないマーカーがおススメ)

クラッチ分解の目的はクラッチアウター、クラッチシューの点検と、トルクカムの点検、再グリスアップ。クラッチ関係は問題なさそうだったので、続いてトルクカムのチェック。こちらも特に問題はないが、さすがにグリスは真っ黒なので、モリブデングリスをたっぷり塗って組み立てなおした。

・・・のだが、後で友人に聞いたところ、高熱にさらされる摺動部にモリブデングリスは危険とのこと・・・というのもモリブデングリスは耐熱性があまりなく、乾いてしまうと、研磨剤の役割を果たしてしまい、最悪トルクカムの部品を痛めるとか。しょうがないので、2週間後、評判のよいヤマハグリースEで再々グリスアップ。無知というのは恐ろしい。まあモリブデングリスも乾きさえしなかったら、非常にスムーズでいいグリスなんだけども。

ギアオイルも交換。しかしここで悲劇が・・・

写真は取り除いたギアオイル。御覧の通り真っ黒。まあギアオイルを抜くのは非常に簡単なんだけど、なんとここでギアオイルのドレンボルトを固く締めすぎて、捻じ切ってしまうという痛恨のミス・・・。

結局、修理はそこでいったん諦め、近所のバイク屋までスクーターを押していき、いったんお預けとなった。ちなみに修理費は1万2000円ぐらいだったか。ギアケースを開け、裏側から残ったボルトを取り出したらしい。

色々なトラブルがありつつも・・・
他にも何本か雌ねじをなめてしまったりと、素人らしい失敗を色々しつつも、ウェイトローラー、Vベルト、トルクカムのグリスアップ、そしてギアオイルの交換も終えて、これで駆動系のメンテナンスは一旦終了。

さて、実際走行してみると・・・うーん、実にスムーズ! 最近は低速時にジャダー現象というクラッチ部からのがたつきもあって、かなりガタが来ている印象だったが、加速だけを取り出せば、まるで新車に戻ったかのようなスムーズさ。素人のオーバーホール作業といえど、ここまで走りを取り戻せるとは思ってもおらず、結果的にはとても満足した駆動系のメンテナンスだった。

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