やーっぱりブログ、ここのひとつに戻そうかな、と検討中。友人から雑記ブログは儲からないよ、と進言を受け、はてなブログにガジェット専用と音楽専用のブログを起ち上げたものの・・・案の定続けて書けない。それにグーグル・アドセンスの審査基準も信じられんぐらい高くなって、ガジェット用のブログなんてそこそこのボリュームの記事結構アップしたのに古谷一行に審査通らないし・・・。
それにやっぱり雑記の方が性分に合う。中途半端に色んなことに興味持つのが性分だから、なんかテーマが決まってると読み手は見やすいんだろうけど、自分的にはなんかストレス溜まる。
と、ここまで書いて色々女々しくハンパな自分らしいな、と思う。死ぬまでこんなこと言ってんだな、きっと。
15年ぶりぐらいにバイクのMT車乗った。
ここから本題。
本業の稼ぎが悪いゆえ、欲しい欲しいと思っているクルマが買えない。欲しいクルマに手が届かない、という意味ではなく、本当にクルマ自体が買えない(笑)
でも困ったことに乗り物は大好きなままで、さてこのモヤモヤをどうするか・・・と思っていたのだが、クルマはすっぱり諦めて、バイクを買おう、という気持ちになってきた。
ちなみに昔乗っていたバイクはこのバイク。
Honda | 創立50周年を記念しスペシャルカラーを施した50thアニバーサリースペシャルモデル3車種を限定発売
この中のCB400 SUPER FOUR バージョンSを持っていた。いやあ、しかし今見てもかっこいいな。それにしてもホンダはずいぶんと古い記事をご丁寧に公開してるんだな・・・
愛着もあり、カネに困った訳でもなかったが、病を得て乗れなくなって手放した。それからしばらくして125ccのスクーター(アドレス)を買ったが、不思議とMT車に戻ろうとは思わず、はや15年かそれぐらい・・・
とにもかくにもMT車が乗れなければ意味がないので、試乗を兼ねて今回初めてレンタルバイクで初めてバイクを借りてみた。
今回レンタルしたバイク:スズキGSX250R
今回借りたバイクの写真を撮ってみた。iPhone11Proのセルフポートモードは良く出来てる。後ろがちゃんとぼけてるもの。尤もフロントスクリーンの上部がぼけてるのに、リアシートははっきり写っているという不自然さは少しあるが・・・
大きさ
店員さんからバイクの傷の有無の説明を受けて、現物を初めて目にするわけだが、リアタイヤやリアシート周りこそ細いものの、結構でっかいな、というのが第一印象。
そしていざ跨がってみると、え?250ccってこんなに大きかったっけ?とかなり困惑した。いわゆるスーパースポーツ(SS)タイプのセパレート・ハンドルのバイクに初めて跨がったのだが、メーターモニターやらミラーやらフロントスクリーンがとにかく自分から遠い。メーターモニターが遠いのは老眼の自分にとってはちょうど良かったのだが(笑)、SSタイプの中ではそんなに前傾ではないと言われていたハンドル位置も中年で腰をやられている自分にとってはそれなりに前傾しているように感じられた。
とまあ、意外な大きさ、そしてハンドル位置の違和感に不安を抱きながらも、お店を出発!
エンジン
直列2気筒エンジン。250cc。うちのアドレスは125ccでアイドル時もそれなりに振動が伝わってくるので、2気筒とは言え、それなりにブルブルくるだろう、と思っていたが、排気音こそそれなりに勇ましいが、びっくりするほど振動が伝わってこない。これにはかなり驚いた。昔乗ってた単気筒の200ccのバイクなんて、アスファルト固める機械かな、と思うぐらい振動したものだったが、まさに隔世の感あり。
SUPER FOURに乗ってた時の感覚が思い出せないが、通常走行で5000〜6000回転を維持する感じ。クルマだったら明らかにひっぱりすぎだが、5000回転でも全然振動しないし、トルクも太いから自然とこの位の回転数を多用する。スロットルを少し捻っても気持ちよく加速するが、フルスロットルにすると流石にうちのアドレスでは味わったことのない加速を得た。俺、この歳でこんなに飛ばさないわ、と思ったので、もう十分な加速力。
乗り味
正直言うと、1日の試乗ではちょっと語れないかな。MT車も久々だし。山梨のライダーが集まることで有名な同志道でテストランをしたのだが、すっと切れ込むタイプのバイクでないのは確かなようで、最後までコーナリング時のハンドルの切り方、バイクの倒し方が見つけられなかった。まあ変なクセはなくて、視線を曲がりたい方向に向けると自然と曲がった、というか・・・ただこの辺りは乗り慣れてバイクからのインフォメーションを体で感じ取れる様にならないと、自分が操ってるっという感じにはならないので、クセはないかな、ぐらいしか今の自分には言えない。
高速道路
バイクで高速乗るのもやはり久しぶり。バイクにETCついてて感動(笑) 昔、料金所で後ろに並ぶクルマを気にしながら慌てて財布出してたのが嘘みたい。
それはともかく、250ccを検討している人でやはり気になるのは、高速道路での高速巡航は実用レベルか?という点だと思うのが、あいにく高速道路が大渋滞しており高速巡航する機会がなかった。それでも短時間スピードを出せる区間があり、その時は85キロぐらいから風が明らかに壁のように自分の前に立ちはだかってくるのを感じた。バイク自体は85キロぐらいではまだまだ余裕があった。100キロ巡航だとおそらく6速7000回転ぐらいかな? セパハンの手先にエンジンの振動が若干伝わってくるぐらいで、全く無理ということは全然ないと思う。
ただオッサンの俺としては、ずっと100キロ走行時の風の抵抗を体に受けられるだけの体力的自信がない。よって高速巡航性能はこれぐらいで十分、というのがよりはっきりと分かった。レンタカーでたまに高速乗ると明らかに120キロぐらい出てるリッターのバイクに追い抜かれたりすることがあるが、バイクの能力的に問題なくても常に風に殴られてる様な状態だと思うのだが、よくあんなスピードで巡航出来るわ、と変に感心してしまった。
気になった点
どのギア、どの回転数域でもアクセル、オン・オフ時のギクシャクが気になった。結構気になったので、アクセルの開閉をかなり丁寧にやったのだが、アクセル・オン、ガン!、アクセル・オフ、ガン!と衝撃が伝わるのであれはちょっと嫌だったなぁ。小排気量のエンジンとはそういうものなのか? あるいはチェーンで後輪に動力を伝えているバイクという乗り物の特性上、免れない現象なのか? SUPER FOURに乗ってた時の記憶もすっかり薄れてしまい、何とも言えない。ともかくコーナリング中にバイクがギクシャクするとバイクの姿勢が変わってしまうので、そこだけはちょっと怖かった。あれは個体差であったと信じたい。でもネットで「GSX250R ギクシャク」と検索しても、ギクシャク「しない」と書いてある記事がほとんどなんだよね。うーん。
総評
車格も400cc、それ以上のバイクとも変わらず、また外装面を見てもちゃちいところは全くない。よく走るし、低回転から粘るので、昔言われた250ccスーパースポーツならではのトルクの細さから来る扱いにくさみたいのも全く感じなかった。178kgと250ccの中では重い部類らしいが、取り回しに苦労はなかった。(それでも小柄で非力な女性にはちょっと重いかも?) セパハンのハンドルの低さは多少腰に来るが、ある程度のスポーツライディングになってくると割と自然なポジション。オッサンでも、これは無理だわ、というほどは苦しくなく、よく設計されていると思った。
正直なところ、250で十分というより、250でも場合によってはオーバースペックと感じてしまった。まあ、それでもバイクで東京から松本とか、東北の方とか高速3〜4時間連続乗ります、って人は400cc以上を検討した方がいいのかもしれないが、その距離だったら正直クルマで行くもんね、俺みたいな覚悟のないリターン・ライダーともなると。そうなると250ccこんなに良く出来てるのに、400cc以上いる?って感じになってしまう。車検代も馬鹿にならないし。
さて、後は何回ローンで月いくら払う計算になるのか?だな。ん?もしかしてバイク本当に買うのか?俺。