本当は「編集・ライター養成講座」の講義ログを書きたいんだけど、あれをきちんと書こうとするとそれなりの時間が必要なので、今日は思い付きで書けることをササッと。先日、この講座のAクラスの新年会?に参加したんだけど、やっぱり関西人(正確には西日本人)が多いなぁ、と。で、やはり関西人はでしゃばり(笑) ・・・じゃなくて積極的、か。これはとてもよい事だと思うんだけど、みんなをみてると、言葉自体がそういう気質を生みやすいのかな、とも思った。
僕も実は関西弁は喋れないことはない。というのも、中学、高校と大阪にいたから。中学2年の夏。親の仕事の都合で東京から大阪に引っ越しする事が決まったんだけど、その時はもう嫌でねぇ。そのころの私は今と違って、明るい子供だったので(笑)、クラスでの人気もそこそこあって、学校生活は快適そのものだったし、東京の中学生にとって大阪なんてのは・・・今の子供は幼いころからテレビで大阪弁に慣れ親しんでるだろうから、そうでもないのかもしれなけど・・・言わば未開の地でねぇ(笑)
で、大阪に行って、最初の登校日。朝礼で生徒達の好奇の目を一身に受けながら、自分が入るクラスの列の一番最後に入ったんだけど、その時思ったことは今でも忘れていない。
「うわっ! こいつら、全員なまってる!」(笑)
それから、いじめらたくない一心で必死に大阪弁覚えたなぁ。「ほかす」の意味が分からなくて。まあ、「捨てる」って意味なんだけど、後「それ直しといて。」一体どこを修理するところがあるのか、と思ったら「それを片づけといて」の意味だった。こんなのも極く一例で大阪弁を覚えるのはなかなか苦労した。
しかしそんなこんなで、約5年。教科書を読む時のイントネーションだけはどうしても標準語になってしまって、「お前はアナウンサーか!」とか突っ込まれたりもしたけど、ほぼ完璧に、高校の時は誰からも発音から関西以外の出身ということを疑われることなく過ごした。
大学からはまた東京だったので、まあかれこれ5年?・・・というのは大嘘で(-.-;)、もう20年弱大阪弁から遠ざかっている。しかし、三つ子の魂、とは違うけど、若い時に覚えた言葉というのは忘れない。また関西のタレントがいっぱい東京のテレビに出だしたこともあって、大阪弁を耳にしない日があまりなかった、ってのも影響があるのかな。
そんなことで、私は一応標準語、関西弁のバイリンガルであるから分かるんだが、ツッコミというのは完全に大阪弁の方がやりやすい。そもそも標準語には「なんでやねん!」にぴったり該当する言葉がない。そんな風に、実際には感情にピッタリくる言葉がそれぞれの方言であったりなかったりするので、自ずと考え方も変わってくると思う。関西弁は、話が切り出しやすい、乗りやすい、ツッコミ易い、多少キツめに言っても、そんなに冷たい感じがしない。まさにコミュニケーションを取る為には最適な言語なのかもしれない。
・・・ま、この話、とくにオチはないんだけど(関西人はとかく、話のオチを求めたがる(笑))、こんなにがっちり書くつもりもなかったし、いい加減寝なくてはならない時間なのでこの辺で切り上げることにする。ほなな!
そんなしょーもないことで、夜中にこんなぎょーさん書くあなたには
『大阪ことば学』尾上圭介(講談社)がぴったりよん。
ていうか、プチ大阪人やった? そんな話聞いたっけ?
聞いたような聞かんような・・・
そういう無責任、その場のノリ体質で
細かいこと覚えてないのも関西人気質か(苦笑)
今日は飲みニケーション、お疲れさまでした。
村田だ!とかそんなことは忘れて下さい。
大阪弁は喋れるには喋れるけど、流石に不自然というか東京人が使う関西弁ぐらいに退化してしまっているかも。
今度はしょーもなくないことでいっぱい書くぞ!