脱社畜ブログではないが、9時に出社して、8時に退社するのが普通になってる日本の働き方って、俺はダメだと思うなぁ。よそでも少し書いたけど、9時から6時まで働けば、昼休み抜いても8時間は働いているわけ。1日これだけ働けば大概の仕事は片付くのではないだろうか。で、この定時帰りが普通じゃない、とすれば、みんな1日10時間、12時間労働しているわけよね。そうなるとやはり、仕事量に対する人数が少なすぎるか、一人当たりの労働生産性が低すぎると言わざるを得ない。とにかく、こんな働き方は絶対スタンダードじゃないと思う。
先日、単純労働はどんどん単価の安いところに移って、好むと好まざるとにかかわらず単純労働の対価は下がる一方だから、若い時は寝ずに働く勢いで、スキルを身につけ、30、40歳代によいワーク・ライフ・バランスを得られるよう努力すべきだ、という記事を見たが、俺はそれはまやかしだと思う。まあ、ある意味嘘ではないが、みんながみんな起業家になるわけでもなければ、管理職になるわけでもない。世の中はいつも大勢の一般的な労働者が支えている。一般的な労働者は、仕事大好きではないが、それぞれの生活を維持する為に労働を捧げ、賃金を得ている。やはりそういう一般的な人たちのワーク・ライフ・バランスが向上するよう、社会が常に注意すべきだと思う。
北欧のどこか・・・ググれば出てくるが・・・若い父親が子育てに参加しやすいように長期休暇を取りやすくしたところ、出生率が上がったという。これからはますます競争の時代だ、みんな心しろ!と言って奮起するのはごく一部の人だけ。多くの一般的な人たちが求めているのは安心であり保障なのだ。俺はこれを別に甘えだとは思わない。だって、みんなちゃんと働いているのだから。今では、平均給与も随分と下がり、夫婦でも共働きは当たり前となった。というか共働きでないと、生活出来ない人たちが大部分を占めるようなった。この人達に必要なのは、よりガッツを持って、仕事もプライベートもより頑張ることだろうか? 俺は違うと思う。忙しい彼らを社会がしっかりサポートするシステムがあってこそ、初めて子供を持とうか、という気持ちになると思う。
俺は改めて問いたい。こういう考え方は単なる甘えなのだろうか?