iMac 2011 21.5インチ、Fusion Drive化しました。〜分解、組み立て編〜

先日、iMac 2011 21.5インチをFusion Drive化したので、その備忘録として、記録しておく。

  • はじめに

この記事に分解解説写真はありません。写真がないのは、先行サイトに既にそういうのがあるし、そこまで詳しく書く気がないから、というのが主な理由ですが(汗)、その代わりと言ってはなんですが、私が実際に作業してみて、こんなこと、この記事には書いてなかったなぁ、とか、こんなことになるなんて聞いてなかったなぁ、というところを書いてます。と言う訳で、記事中にも紹介しているインストールビデオや他の記事の分解写真を参考にしつつ、併せて読んでいただいたり、困ったときにまた見ていただければ、と思います。

  • 必要なもの。

まず必要なものから。Fusion Drive化の為に、私が購入したSSDはトランセンドのSSD370の256GB
。2014年7月末、秋葉原で税込み1万2000円弱で購入。まあ、128GBでも事足りたんだけど、128GBが半額という訳でもなかったので。現時点では最も新しくて、最も安い部類のSSDだと思うが、性能的なことはあまりよく分からない。

更に必要なものは、トルクスドライバーのT10とT6。とあるサイトにはT6は精密マイナスドライバーで代用出来るとあったが、試してみたが無理だった。ま、T6も必須だと思っていた方がいい。後は吸盤。これもとあるサイトにツメの力でフロントガラスが開く、と書いてあったので試したが、これも無理だったので(笑)、やはりこちらも必須とさせて頂く。

更に、やすり。詳しくは下記、取り付け方、参照。

サンワサプライ 下L型シリアルATA3ケーブル 0.5m TK-SATA3-05SL

アイネックス シリアルATA用二股電源ケーブル S2-1505SA

上記は参考例だが、SATAのケーブルと二股電源ケーブル。詳細は次項で。

必須ではないがあった方がいいものとしては、エアダスターとピンセット。ネジがロジックボードの裏側に落ちたりするとそこそこ悲惨なので、ドライバーで緩めたネジは、しっかりピンセットで受け止めた方が吉。

  • 注意点

iMac 2011年モデルは、27インチと21.5インチのふたつの画面サイズのモデルがあるのだが、実は・・・それぞれ用意するケーブルが違う! 色んなサイトみたけど、このことにちゃんと言及してるサイトは少なかった。私はこれに気付かなくて、27インチ用のケーブルを間違って買ってしまった。ちなみに27インチモデルに必要なケーブルは下記の物。
New 20 inch 22-pin SATA female to 13-pin Slimline SATA female Adapter cable

27インチモデルはSATAポートと電源ポートが横並びになっていて、この形状のSATAと電源ケーブルが一体化した物でないとダメみたい。・・・いや、もしかしたら、ふつうのSATAケーブルに、電源は上記の二股電源ケーブルで代用出来るのかもしれないが、電源ケーブルでHDD周りがごちゃつくし、せっかく純正品に近いものが500円近くであるのだから、そちらを使った方がよいと思う。ちなみにebayであれば、上記リンクの専用ケーブルは日数は10日以上掛かるが送料無料で日本まで配達してくれる業者もある。

さて、21.5インチモデルであるが、こちらはSATAポートと電源ポートがスペースの都合上からか、縦並びになっている。しかも電源ポートが特殊な形状なので、電源はすでにあるHDDから二股で分けてもらうしかない。(電源ポートから電源が取れない訳ではないが、それにはお高めの専用キットを買わなければならず、極力安い金額で済ませたい私的には見送り)というわけで、必要なもののリンクで紹介したSATAケーブルと二股電源ケーブルが必要。

ちなみにSATAケーブルはSATA3対応のSlimline 7pinのものを。二股ケーブルは内部でごちゃごちゃするので短いのがオススメ。リンクのやつは少し長いかも。

  • 取り付け方

21.5-Inch iMac (Mid 2011) SSD Installation Video – YouTube

このビデオ見れば一発。手元に別のノートパソコンか、iPadでも置いて、再生しながら解体。iPhoneの画面ではちと苦しいか。

しかし・・・このビデオの場合、電源はロジックボードから直接取っているが、安く済ますため二股電源ケーブルを使うので、ビデオでの指示の代わりに、まずHDDの電源ケーブルを抜き、そのまま二股電源ケーブルに接続。その二股電源ケーブルを再びHDDに接続。要はロジックボードとHDDの間に二股電源ケーブルを割り込ませる。余ったオス接続部をSSD用の電源とする。これでOK。

しかししかし! ここで最大の試練。元々HDDに挿さっていた電源ケーブルはL時型で、すぐ隣の金属部分に干渉しないが、二股電源ケーブルは口がまっすぐなので、すぐとなりの金属部分に干渉してしまう。と言う訳で下記ビデオを参照。

iMac (2011/Mid)SSD換装計画!!その2 – YouTube

このビデオの5分10秒過ぎから。はみ出た二股電源ケーブルのHDD接続部分をやすりで削り、それを上下に分かれている金属に挟みこみ、なんとかスペースを作っている。私もやりましたよ・・・手元に大したやすりがなかったので、30分ほど爪切りのやすり部分でひたすら削りました。そんな訳で、この作業のためのやすりがいる。

さて、SSDの設置だが、私はスーパードライブの裏側にガムテープで貼り付けただけ。SSD軽いし、ガムテープも粘着力があるから、まあ固定はこれで十分だろう。

後は、ひたすら元に戻す作業、油断して液晶を床に落としたりしないように。私はやった(-.-;)

以上が、取り付け編。さらっと駆け足で書いたけど、実際の作業で、困りそうな部分はちゃんと拾って書いたつもり。しかしまぁ、この作業、本当に大変(笑) 二度とやりたくないというのが本音。次iMac買う時は、Fusion Driveはもちろん、最初に色々盛って、後で困らないようにしたい。

さて、次回は、Fusion Drive化編。こちらは分解作業に比べれば、全く大したことはないし、先行他サイトを見れば、全て実行可能であるが、私が実際にやって、手間取った部分もあるので、そこのところを少し。


参考サイト:
iMac2011(21.5インチ/27インチ)にSSDを増設した時の覚書 « 変人窟過去ログ倉庫(HJKLOG)
imac 21.5インチモデルのssd増設: ギターは顔で弾く
21.5-Inch iMac (Mid 2011) SSD Installation Video – YouTube
USB メモリに「復元ディスク」を作成する – OS X 10.9 Mavericks ( Lion , Mountain Lion 共通)
Macの内蔵ドライブを、Fusion Drive化した。 | 日々の気づきを共有しよう!!

iMac 2011 21.5インチ、Fusion Drive化しました。〜分解、組み立て編〜」への4件のフィードバック

  1. ボクも知らずに・・・「New 20 inch 22-pin SATA female to 13-pin Slimline SATA female Adapter cable」を購入・・・(涙)
    で、同じく・・・「下L型シリアルATA3ケーブル 0.3m」と 「シリアルATA用二股電源ケーブル」を急きょ購入・・・(嬉し涙)
    で、ようやくSSD化に成功・・・。
    ボーノ様のブログにて再確認でき、そしてまた同士がいたことが嬉しかったです・・・(笑)
    では次回エントリー期待してます。

  2. お読み頂きありがとうございます。
    海外から27inch用ケーブルを買ったのに合わず、その辺の家電量販店でケーブルが揃うのがわかった時の虚しさと言ったら・・・
    次回エントリー、正直細かいところを忘れているのですが(汗)、ある程度このエントリーを見てくださってる方も増えてきたので、頑張って書きたいと思います。

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