胃カメラ飲んだった。

最近短い文章やすぐに流れてもいいことはfacebookに書くんだけど、今回の記事は検索で見に来る誰かの役に立てばいいと思い、久々にブログに綴ることにした。

さて、本題。昨年末ぐらいから今までにない胃痛に苦しむようになり(具体的には、胃痛、胸焼け、軽い吐き気など)、正月を越してからは、胸焼け、吐き気で眠りづらい、食事があまり取れない、など、過去に経験がないほど悪化したので、正月早々近所の内科へ。PPI阻害薬なる、かなり強力な胃酸を抑える薬をもらったのだが、それでも症状は多少良くなったものの一進一退。その旨医師に告げると、取りあえず胃カメラ飲みましょうか、とのこと。かくして紹介状を書いてもらい最寄りの大病院で内視鏡検査をする運びとなった。

そして検査日当日、2月8日は嘘みたいな大雪(笑) 電車に乗りながら、明らかに不急な外出であるとおぼしき若い連中に心の中で毒づきながら、病院へ。検査室へ案内されると、数名の患者さん達が検査着姿で呼ばれるのを待っていた。待合室では、これから行う検査についての説明ビデオが流されており、思わず顔をしかめながら見入る。

看護師から既往症、薬の服用の有無などを確認された後、鎮静剤を使用するか否か聞かれる。どれほど苦しいものか体感したかったので、鎮痛剤なしで臨むことに。この決断が、思わぬ展開を・・・呼ばない(笑) さて、医師から名前を呼ばれ、いよいよ検査室へ。

検査室では、まず喉の麻酔を行った。霧吹きのようなもので、2度麻酔薬を喉に吹き付けられると、すぐに喉の感覚が麻痺してくる。ただ、何も感じないほどではない。その後、横に寝かされ、唾液は飲まないこと、鼻から息を吸って、口から軽く吐くことを告げられる。(鼻づまりで鼻から息を吸えないことを言う間はなかった。)

さて、いよいよ胃カメラ進入。今、一番気持ち悪いところ通ります、と言われ、ん?そうでもないかな?と思った瞬間に、明らかに喉に異物が押し込められる感覚が・・・。やはり気持ち悪く、脈拍が上がる。看護師さんから、鼻から大きく息を吸って!と言われるが、鼻からは吸えない(笑) まあ、実際には嵌められたマウスピースの隙から存分に口呼吸が出来る。さて、誰もが知りたい(?)胃カメラの気持ち悪さ度合いであるが、まあ鎮静剤を打つほどパニクるものでもないと思ったが、しかし、喉の麻酔が効いてるからと言って全く気持ち悪くないかと言われれば、それは全然違う。喉の辺りをずーっと押されている様な違和感がある。カメラが胃の辺りまで下りてくると、まあ気分も多少落ち着くが、違和感はそれほど変わらない。胃を膨らませる為に空気を送り込まれる、など別の苦痛も伴う。最近のカメラは細いから昔に比べて楽、などという意見もあるようだが、それでも喉の異物感は全くぬぐえない。心配な方は、鎮静剤を勧められたら、それを注射してもらうことを勧める。尤も、鎮静剤を打ってもらって、どの程度喉の違和感が緩和されるのかは分からないが・・・。

食堂、胃、十二指腸と診てもらったあと、医師に簡単な診断結果を告げられる。まず食道に逆流性食道炎による炎症あり、そして胃に慢性胃炎あり、慢性胃炎については全体的に赤く、ピロリ菌がもたらすそれの症状に似ているので、組織を一部採取し、検査に回す。潰瘍、ガンについては認められなかった為、そのための組織の採取は行わなかった、とのこと。詳しくは、紹介元の医師に伝えます、とのことで、検査終了。胃にカメラを入れていた時間は10分だったか20分だったか。胃の組織を一部取ったので、本日の食事は消化の良いものにしてください、と看護師から注意を受け、病院を出る。

そんなことで、まだ結果は聞いていないのだが、ピロリ菌が胃痛の原因である可能性が高そうだ、と個人的に判断。(そうでなければ逆に面倒な気がする) 内服薬による除菌を行い、それによりピロリ菌がいなくなれば、通常胃炎も治まるらしい。ちなみに除菌出来たかどうかは呼気検査で分かる。ついでにピロリ菌がいるかどうかも呼気検査で分かるのだが、通常は、胃痛→病院へ行く→薬もらう→改善しない→胃カメラ飲みましょうか? の流れだと思うので、患者がよっぽど希望しない限り、まず胃カメラを飲むはめになると思う。(まあ、潰瘍やガンである可能性も否定できない訳だから、手間でもそうするのが良い気がする)

以上がコトの顛末。バリウムと胃カメラ、どちらがマシか、と問われれば、まだ胃カメラの方がいいかな? バリウムは、とんでもない下痢に襲われ、検査日の翌日までフイにしたことがあるので・・・。ま、当たり前のことだが、異常を感じたら早めにお医者さんへ。

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