TMいいよねぇ。昔のTMのPV見てたら思いの外かっこよくて、古いアルバムを2枚ほど買ってしまった。「Gorilla」と「Self control」。聞いたら、どうやら初めて聴いたアルバムではないようだった。おそらく中学か高校の頃に聴いたが、その時のヘビーローテーションにはなってなかった、というパターンか。「dress」と「Gift for Fanks」はよく聴いてた記憶はあるのだが・・・
「Gorilla」を一回通して聴いてみたが、ホーンセクションを多用してて、意外にもあまりテクノな感じがしない。それにしても今聴いてもあまり古さを感じさせない良いアルバムだ。globeとか、あの辺の曲の方がむしろ古く感じる。そういうの不思議だな、と思う。globeの初期とかいわゆる小室ファミリー全盛の時もグッドメロディーを小室哲哉は書いているのだが、TMの頃の特別な感じはない。若さ故の過ち・・・じゃなくて、若い頃に作ったが故の特別な煌めきを持った曲というのがある。あれはなぜだろう? 音楽で自己表現出来る喜びと、これから人生が開けていく期待感みたいのを曲が内包していて、そこに思わず感動してしまうのだろうか?
作家だったら、創作のピークが晩年に近い人が多いと思う。だけどポップスの作曲家は、結局20歳代に作った曲が最高の評価を受け続ける、というパターンが多い。・・・そのパターンを崩せている作曲家っているかな? 全く思い当たらない。不思議だよねぇ。経験値は増えていくはずなのに。
ま、そんなロック・ポップス・アーティストについていつも思うことを思い出しつつ、ヴェルタースオリジナルの様に”特別な存在”だった頃のTMの作品をもう少し他にも聴いてみたいと思う。