ここ2ヶ月ぐらいは、平日30分~1時間、休日2~3時間と、割と真剣にピアノの練習をしている。ちなみにピアノはほぼ初心者。昔・・・20歳代の頃に、ジョン・レノンの「IMAGINE」や「LOVE」を弾きたくてちょっと練習したことがあったが、まあ、だからと言ってピアノをやってたとは言いがたいレベル。そんな訳で、ピアノを練習するにあたり、完全初心者用のテキストから始めてみようと思ったのが、去年の2月ぐらいのこと。
その時、まず最初に使ったのがこのテキスト。
以下にも昭和な感じの映像のDVDが付いてるのがポイント。下巻の後半ぐらいから歯ごたえが出てくる感じだが、全く弾いたことがない人であれば・・・特に下巻だったら6ヶ月ぐらいかかる人もいるかも。でも、全く無理なく進めることが出来るので、かなりオススメなテキストである。
さて、上下巻を終えた(・・・終えたと言っても、なんとかかんとかつっかえることなく弾けた、というだけで、ピアノの先生がいたら、OKを出してくれるレベルではないと思う)私が、次に買ったテキストがこちら。
5~6ヶ月かやって、なんとか最後までたどり着いた。ただ後半は途中で止まらずに弾ききれる曲はまだない。ちなみにどんなレベルかと言うと・・・・
人様の演奏だが、こんな感じ。しかし上から見るとほとんど指の位置が動いてないように見えるね。ところが、上記動画の後半とか結構難しいのよ。ちなみに練習を真剣にやりだしたのもこの動画の後半の曲ぐらいから。弾きごたえが出てくると言ったら生意気だが、この辺りからやってもやってもうまく行かなくて、必然的に練習量が増えてしまった、というのが実際のところ。
今は3巻まで行って、これまた人様の演奏だが、この曲辺りを練習中。
左手のアルペジオの跳躍の幅が大きくなり、またパターンも増えてるので、結構難しい・・・右手は簡単なのだが・・・
まあしかし思うのだが、大人になってからのピアノの練習というのは、ちょっと不謹慎な言い方かもしれないが、脳梗塞後のリハビリに似てるのかもしれない。脳梗塞は幸い私自身も身内にもやった人間がいないので、語る資格もないのだが、それでもドキュメンタリーとか見てると本当に一歩、一歩。とてつもない努力を重ねて、まだ人並みに体を動かすのは程遠い、といった印象。
で、仮に一流ピアニストみたいに指を動かせるのが普通の状態とするならば、私なんかはリハビリの初歩の初歩の状態。毎日ある程度時間かけてやってるんだけど、ちいともうまくならない。それでも週単位、月単位ぐらいでみるとちょっとは成果が出てる。そんな感じかなぁ。だから、好きで始めといてこう書くのもなんだが、とにかく上達するには5年、10年単位の練習が必要なのだから、その間、飽きずにしかも上達に向かうよう、どのような練習を取り入れるか、が非常に重要だと思う。それでも最後は気力というか、どれだけ本気でうまくなりたいと思ってるか、が結局のところ、どのレベルまで行けるかの分かれ道になるんだろうね。至極当たり前な感想だけれども。