オリムピック、終わる。(で、主題は星野JAPANについて)

オリンピック、終わったねぇ。そんなに熱心に見てた訳じゃないけど、それでも、北島の金、伊調馨の金、浜口京子の銅、ソフトボールの金、陸上リレーの銅、あたりは全部見て、やっぱり感動したもんなぁ。4年に1度の大会って、ほんとに絶妙の間とタイミングというか、4年に1度しかないのに、あんなに密度濃くあっという間に終わってしまうんだから凄い。それに不思議と夏の花火の様に、終わってしまうと、結構すぐ忘れてしまうんだよね。次のオリンピックの時に、そう言えば、前回大会は・・・みたいな感じで思い出すだけで。でも、その辺りも儚げで良い。


さて、勝者もいれば敗者もいるわけで、やっぱり一番がっかりしたのは、星野JAPANかな。どっかにも書いてあったけど、やっぱり短期決戦には向かない監督かもしれない。選手の調子を見て使う、というよりは、実績と心意気を買って、愚直に使い続けるタイプだからね。

2003年だったけ。星野さんが阪神監督時代、日本シリーズも後半戦、明らかに失速した伊良部を日本シリーズで先発させたことを思いだす。確かにリーグ優勝の立役者だったけど、10月には明らかに誰の目から見ても、ローテの中心を担う状態にはなかった。結果、伊良部が先発した2試合とも落とし、やっぱりここでも温情采配が裏目に出た格好になったと思う。

長いシーズンであれば、こういった温情采配が選手やチームに変化をもたらすのかもしれないが、短期決戦は非情な世界だからね。やっぱり今回のオリンピックの敗因も非情に徹せなかった星野采配にある・・・かな。

もっとも、上原が言ってたけど、韓国は一時、国内リーグを中止し、しかも、ペナントでも、国際球を使うほど、北京を意識していたとか。もうその辺の意識からして負けてるんだよね。3A以下の選手を集めたアメリカにも負けたのは流石に情けなかったけど、彼らもここでアピールして、メジャーに、という、どん欲さがあったんじゃないかな。そういう意味では、星野JAPANは北京に行ってから急に結束はしたけど、時既に遅し、みたいな中途半端な感じが否めなかった。

それに、指導者に求心力がありそうな人が、ザッと見回しても星野さんぐらいしか見当たらないのもちょっと寂しい。まあ、短期決戦には求心力がなくても冷静で非情な判断が下せる指揮官がいいのかもしれないけど、それはそれで良しとしないところが、日本人の心情としてあるからな〜。難しいところだね。

さて、星野さん、WBCの監督就任要請を受けるか、否か。

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