ヒップホップのパイオニアとしての、いとうせいこう

 
いとうせいこうトリビュート『再建設的』参加アーティスト&収録曲公開 | ORICON STYLE

いとうせいこう&TINNIE PUNX のアルバム「建設的」が今年発売30周年ということで、上記リンク先記事にもあるとおり、トリビュートアルバムが発売される訳だが、そのメンツの豪華なこと・・・。これはやはり聴いとかなくちゃ、と思うわけだが、ところで、今の10代〜30代の人達って、そもそもいとうせいこうがラッパー/ヒップホッパーだったことを知ってるのかな?と・・・と書いたところでこの記事を読んでくれる人に10代、20代が居なさそうな感じなので、書いてて意味があるのかどうか分からないが、一応こんなかっこいい音楽やってるよ、ということでご紹介。

いきなり何もないところにヒップホップを放り込んで来た、いとうせいこう。80年代半ばでこの音楽は、当時の音楽シーンを2周半ぐらい先に行ってコースアウトしてるような、そんな印象である。ムジカ・ピッコリーノ♪のカバーもかわいくて良い。

そんないとうせいこう氏。最近でもちゃんとラップしてる。

ちょっと古いけど、この歌でいとうせいこうのヒップホップとの出会いが全て語られているので、選択してみた。こうして改めて見るとかなりオールドスクールなまま、というか、微妙にダサい、というか、しかしながらそこはパイオニアの実力でしっかり聴かせ、最後まで聴くと、これって結構かっこいいんじゃないの?となるから不思議。まあ最近のヒップホップは結構ナヨッってるからなぁ。ミクスチャー文化に絡め取られて、ヒップホップだけとして純粋に存在仕切れてないというかね。そこへいくと、いとうせいこうはまさに初期衝動のまま、現在までかたくなにヒップホップを貫いている。それだけ、ヒップホップは若き日のいとう青年に衝撃を与えたということか。

・・・YouTubeのリンク載せとくとなんだかたくさん文章書いてる感じになってよいな(笑) そんなことで、『再建設的』は9月発売なんだそうで、この機会にオリジナルアルバムの『建設的』も併せて聴かれてみてはいかがかな、というお話。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です