SHURE、SE310を1ヶ月ほど使ってみて。

え〜、今日は、先日買ったカナル型イヤホン、SHUREのSE310のその後について。

僕はあまりエージングというのは信じないというか、その変化がわかるほどの耳を持っていないのだが、総じて言えば、前に持っていたE4Cに低音を足した感じ。前回も書いたけど、低音はSE310の方が誰もが指摘できるほど出ている。

ちょっと話が変わるけど、デンジャーマウスというプロデューサーがいる。ビートルズの「ホワイトアルバム」と、ジェイ・Zの「ブラック・アルバム」をミックスして、話題になり、その後、ゴリラズのアルバムやナールズ・バークレーのアルバムをプロデュースして一気に有名になった。

で、そのデンジャーマウスプロデュースの作品がiPod Nanoで聴いていると音割れするやつがある。具体的にはグッド・バッド・アンド・ザ・クイーンのアルバムとナールズ・バークレーのアルバム。前者はギターの高音部に空間系エフェクトが盛大にかかる部分で音割れする。後者も音がかなり重なった部分で音割れするところがある。おそらく、クリップしない程度でかなり音圧をかせぐマスタリングしているのだろうが(その辺の技術については素人ゆえ、つたない表現をお許し頂きたい)、その音源を圧縮すると、・・・圧縮の方法が悪いのか、iPodの能力が足りないのか、それともイヤホンが悪いのか分からないが、音割れするのである。
ところが・・・SE310を使いだしたら少し音割れがなくなった。全く音割れがしなくなった訳ではないので、未だ、どこかのプロセスに問題があるのだろうが、どういったらいいのか・・・とにかくSE310は拾える音の範囲が広がったような気はする。

付属のソフトイヤーパッドは今までカナル型イヤホン独特の耳詰まり感がなく、周囲の音も多少聞こえるのだが、SE310の能力のおかげか音量が上がりだすと周囲の音は全く気にならなくなるし、周囲がうるさい場所でも低音がしっかり聞こえる。また使えば使うほど耳に馴染むし、素晴らしいの一言。従来型のSHUREのカナル型イヤホンを使ってる人も、この新しいソフトイヤーパッドだけでも取り寄せて是非使ってみて欲しい。これまでは、耳のなかにパッドが取り残されるトラブルに見舞われたのは一度や二度ではないが、この新しいイヤーパッドでは皆無である。

さて、SE310を使って1ヶ月ほど経つのかな? 人間、慣れとは恐ろしいもので、SE310の音がすっかり標準の音として耳に馴染んでいるが、ケーブルに既に不安がある(笑) 根元付近にかなりのヨレが目立つように なってきた。SE310のジャック部分はE4Cと違ってL型ではないので、この部分が断線する恐れは少なそうだ。しかし、前持ってたE4Cは右耳の上の部分の被服が破れたのだが、その部分なんかはどうなるだろう? とにかく一年も使えば必ずどこからしら破けそうな感じを早くも醸し出している。
これも前に書いたけど、こんな時、サウンドハウスなら正規代理店であり、しかもほとんどの場合、新品交換してくれるので安心だが、今回はアマゾンで買ったからなぁ。今までアマゾンで買って不良品にあたったことがないので、アマゾン相手にその手の交渉をしたことはないが、SE310は2年保証で、しかも、ケーブル部分は相変わらず破れそうな感じなので、今回は2年の間にその手の交渉をすることになるかも。とにかく思うに、ゴムの材質がちょっと硬いというか、劣化しやすく、変形に弱い感じは相変わらずなんだよね。日本製のそれと比べると明らかにしなやかさが違う。2年保証は心強いけど、いい加減改善して欲しいところではある。

そんな訳で欠点もあるけど、写真で見るほどずんぐりむっくりでもないし(割と小ぶり)、音は私的には前のE4Cより好みである。ま、iPod nanoより高い値段というのはふざけてると言えば、ふざけてるが、音の違いを考えると、毎日通勤通学時に欠かさず使うような人なら、元がとれる、という言い方も変だけど、明らかにクオリティの違う音を毎回聞けるわけだから、決して高い買い物ではないと思う。

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