根性論で少子化が防げるか?

「家族・地域の絆再生」政務官会議PT中間とりまとめ – 首相官邸

ツイッターで少し話題になっていたので、上記ページを読んでみた。

が・・・・・

今日の深刻な少子化の原因の一つとして、過度に経済的な豊かさを求め、個人を優先する風潮があると考えられる。家庭生活よりも職業生活を優先させ、個人が自らの自由や気楽さを望むあまり、生命を継承していくことの大切さへの意識が希薄化し、「結婚しない」あるいは「結婚しても子どもを持たない」方が、経済的、時間的な制約に縛られることがより少ないという考え方を背景に、非婚化、晩婚化、少子化が進んでいるという側面は無視し得ないと考えられる。

「家族・地域の絆再生」政務官会議PT中間とりまとめ

この辺で読むのが嫌になってきた。

私の認識では、特段凄く贅沢しようとも思わないし、子供は欲しいが、大学まで卒業させるのに掛かる費用を考えると、家族みんなが立ち行かなくなる、だから子供はあきらめよう。という人達が大半だと思う。

「過度に経済的な豊かさを求め」
ー今の日本で過度な経済的豊かさを求めてる人がどれだけいるか?

「家庭生活よりも職業生活を優先させ」
ー好きでそんなことしてると思う?

「個人が自らの自由や気楽さを望むあまり、生命を継承していくことの大切さへの意識が希薄化し」
ー上にも書いたがそこまでみんなお気楽じゃない。子供の将来はもちろん、自分の老後の資金さえ心配な人がほとんどで、子供に不憫な思いをさせるぐらいなら・・・と子供を諦めてる夫婦がほとんどじゃなかろうか?

なんていうか全体を通して、経済が右肩上がり、歳取れば取るほど給料も上がる、もちろん年金もばっちり貰える、こんな世代の人が中心となって考えた絵空事のようにしか思えない。

単純に言えば、今もお金がないし、将来もっとお金に困りそうだと思ってるから、子供を作らないだけで、それはいわば、この失われた20年だから30年だか知らないが、経済政策の失敗のひとつの側面に過ぎない。

それをマインドを変えれば、子供も作れる、みたいな根性論にすり替えられても、実際強制力がないのだから、表立って批判されずとも、出生率の更なる低下という厳しい回答が待っているだけだと思う。

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