久々にテレビの話題。今年のドリームマッチは面白かったなぁ。何よりキャスティングが良かった。ナベアツは一発屋と見せかけて、実際は放送作家としてもかなり活躍している実力者だし、バッファロー吾郎、TKOといった地味ながらもコントがうまい連中をキャスティングしたことで、中だるみする様なコントがひとつもなかった。松本と内村のコンビは流石の貫録で、個人的にはほぼ即興とはいえ、松本のコントは「ザッサー」以来久々に本格的なものを見た様な気がする。

まあ、松本、内村のコントが面白いのはある意味当然としても、私としては、竹若、木下、ナベアツ、そして河本の本作りのうまさにかなり感心してしまった。みんな本当に才能がある。そして大竹はやはり天才肌。普段もあんな風に一人でサッとネタ書いちゃうんだろうなぁ。なにせ三村があんな様子だから(笑)

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とにかく、今までこの番組だけは欠かさず見てきたけど、今回が一番面白かったのではなかろうか。大体、この手の番組は吉本中心に固まってしまいがちだが、さまぁ〜ず、バナナマン、ほりけん、ウド、それに今回は内村と関東の芸人もバランスよく配置され、それに松竹からはTKOと、まあ最初に書いたことのほぼ繰り返しになるけど、偏見なく、このメンバーでほぼベストというメンツが招集された点が良かった。今年ばっかりは年末のガキの使いスペシャルより、こっちの方が面白かったかな？

ガキの使いと言えば、今年は2部構成になっていたが、まあ1部は置いとくとして(笑)、2部の罰ゲームは相変わらず面白かったが、メンバーの体力を考慮してのことなのかもしれなけど、今までずっと罰ゲームを見てきた私としては、一晩寝ないでゴールを迎える、というのはちょっと拍子抜けだった。また、後半、芸人だらけになったのも面白かったけど、なんからしくないような気がした。俳優などお笑いじゃない人脈のゲスト出演はちょっと落ち着いて丁度いいような感じだったので、今度は芸人もこれまでの罰ゲームの様な微妙な人選に戻してもらえるといいと思う。まあ、板尾、江頭、村上ショージ、蝶野、水木一郎、温水(最後の三人はお笑いじゃないけど(笑))、プラス微妙な芸人、後はヘイポー含む一部のスタッフ、ぐらいで丁度いいよね。

まあ、そんなことで久々にテレビのお笑い番組を楽しんだ。私はネタ見せ番組は全く見ないので、気がつけば、いつの間にかテレビを見て爆笑する、という機会が最近ほとんどなかった。ネタ見せ番組はたまたまチャンネルが合って見れば、まあ面白いには面白いんだけど、なんか私の嫌いなコンピレーションアルバム(R35みたいなやつ)みたいで嫌なんだよなぁ。本当の音楽好きだったら、個別のアーティストのオリジナルアルバム聴くだろう、っていう感じで。内容は厳選され、凝縮されてるんだろうけど、視聴者にコアなお笑いファンがほとんどいないような気がしてならない。

・・・一旦、テレビ批判を始めてしまうと長くなるのでこの辺にしとくけど、やはりテレビでちゃんとしたコント番組また見たいな〜、って思った。

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先日、ゴールデンの平均視聴率の一位をNHKが取って、焦った民放が急にノンフィクション系の番組を増やしだした、とか報道されてたけど、NHKのノンフィクションは時間とお金の掛け方が民放とは段違いだし、また制作においても一歩も二歩も上だから、付け焼き刃でそれ系の番組を作ってもそう簡単には対抗出来ないと思う。だから一矢報いようと思うんだったら、ちゃんとしたバラエティ番組を作ればいいと思うんだけどね。クイズとかひな壇芸人が集まった雑談番組ではなく。

まあ、でも今回ドリームマッチ見て、やっぱり一流のお笑い芸人は凄い、と思ったし、腹を抱えて笑った。毎週これをしろというのは流石に無理があるだろうけど、それでもこれらの人材をクイズ番組の司会や雑談だけさせておくのは勿体ない。僕は民放が復権するには、もう一度バラエティ番組の質を見直すことが重要だと思うんだけど、どんなもんでしょうか？