マーク・ウォールバーグ。

一昨年ぐらいだかに公開されアカデミー賞を取った映画、「ディパーテッド」。その中で、ディカプリオに暴言を吐きまくる印象的な上司がいて、その役を演じているのが、マーク・ウォールバーグ。なんとなく、この人のキャリアをウィキペディアで見てみたら、まあ、びっくり。「波乱万丈」には、誰を差し置いても、この人を呼ぶべきなんじゃないか、と思った。

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まず・・・ニューキッズ・オン・ザ・ブロック(以下、NKOTB)の前身のグループのメンバーであった、ということ。そのさわやかなイメージに違和感を感じて、NKOTBデビュー直前で脱退したらしいが、その後、同じくNKOTBのメンバーだった兄のダニーのプロデュースにより、マーキー・マーク・アンド・ザ・ファンキーバンチ名義で「グッド・バイブレーション」という曲をリリースし、この曲がビルボードの1位になるほどのビッグヒットを記録している。

この曲のヒットは確か1990年代の前半だったと思うが、この頃は私もまだ、ビルボードのヒットチャートを追いかけていた頃で、この曲のヒットはよく覚えている。先日、改めてYouTubeで見たが、白人らしからぬなかなか迫力あるラップに、この頃流行ったC&Cミュージック・ファクトリーを思い出させるようなメロディアスな曲調で、今見てもヒットしそうな曲だった。・・・もっとも、この曲を聴いて、アルバムまで買おう、とまで感じさせる感じではなかったが。

そして、さらにびっくりしたのが、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ブギーナイツ」の主役を演じていたこと。「ブギーナイツ」は観たことがあるが、この映画の主役が、あの「ディパーテッド」の刑事だとは全く気づかなかった。

というか、「グッド・バイブレーション」のPV、「ブギーナイツ」「ディパーテッド」、比べてみても、やはりあまり同一人物という気がしない。

そんなわけで、見事に俳優への華麗なる転身を遂げたマーク・ウォールバーグだが、これからどんな演技を見せてくれるのであろうか。なんでも若い頃は相当な悪ガキだったらしいから、「ディパーテッド」みたいにその暴力性を活かした、ちょっとクレイジーな役を極めたら、非常に存在感のある俳優になりそうだが・・・。

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