ノーベル文学賞受賞を受けての、改めてのカズオ・イシグロ。

カズオ・イシグロがノーベル文学賞受賞した、というニュースを聞いて、久々におおーっと思った。と言っても彼の作品の全てを読むほどの熱心なファンではないのだが、それでも読んだ『日の名残り』『わたしを離さないで』そして目下の最新作である『忘れられた巨人』、どれも非常に印象深い作品でいまや新作に一番期待を持っている作家と言っても過言ではない。(別に彼がノーベル文学賞を取ったから言う訳ではない(笑) 念のため)
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分からないなら黙っとけばいいのに。

「かっこつけてんじゃねえよ!」 太田光、村上春樹批判の徹底ぶり (J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

ご多分に漏れず買ったよ、村上春樹の『騎士団長殺し』。ところがまあ、ネットでの反応見ると、理解できないだの、ノーベル賞狙いだの、大半が批判コメントで悲しくなる。しかしNHKも村上春樹の特集するのにわざわざ太田光呼ぶかね? もちろん批判があっていいんだけど、特集するのにその作家に全く好意的じゃないゲスト呼ぶ、って時点でなんか偏った視点の番組だな、って思ってしまう。

まあうちのカミさんも『ノルウェイの森』読んで、性的な描写が嫌だと言って受け付けなかったようだし、まあ理解出来ないなら、それはそれでいいのよ。だけども、まるで鬼の首を取ったように批判の嵐だもんなあ。逆に愛読者の俺がいわゆるハルキストなる気持ちの悪いやつなのか、と落ち込んでしまうわ。
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「ムーン・パレス」

 
ポール・オースターの「ムーン・パレス」を読み終わった。好きな小説のベスト10ぐらいは大体20歳代ぐらいに読んだ本で終わってて(多分想い出補正も大分ある)、その後、読んだ小説が個人的なベスト10に入ってくることはなかったが、この本は、久々にそのベスト10の、それも上位に食い込んで来た感じ。なんかこうして私によって読まれていない素晴らしい小説がまだまだあるんだとしたら、世の中もそんなに捨てたもんじゃない、と変な希望が湧いて来た。

さてその内容は・・・と言っても、なんか色々書くのが野暮な気がする。探せば、優れたレビューもいっぱい見つかるし。だから、ただ面白かった、とだけ書き残しておきたい。

スーパープレミアム「獄門島」を見て。【※盛大にネタバレあり】

 
感想をウェブ上にあげるにはちょっと遅きに失っしている感もあるが、先日NHK BSで放送されていた「獄門島」を見た感想を書こうと思う。市川崑監督、石坂浩二主演の金田一シリーズが強烈な印象として残っているから、どんなもんだろうか?と思ってみたが、まあ・・・全体としてはギリギリ合格点?
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ノーベル文学賞の季節が来る度に、村上春樹が叩かれてがっかりする。

 
村上春樹はなぜノーベル賞を取れない? 大手紙が指摘していた「いくつもの理由」 (J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

ノーベル文学賞の季節になると毎回村上春樹が受賞するか否かが話題になるが、そのたびにネットでdisられているのが、ファンとしてはつらい。

コメント見てると、「そもそも面白くない」って意見がとても多いのだが、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』読んでもそう思うのだろうか? まあ、あれ読んでも面白くないというなら仕方がない。


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