普段、これだけバッティングセンターに通っているオレは、そろそろバッティング理論について語ってもいいはずだ。

・・・と言うわけで、アラフォーで急にバッティングに目覚めた私であるが、別に子供の頃に野球がうまかった訳でもなく、運動神経が優れている訳でもない。何しろバッティングセンターに通い始めの時は、80キロの球にバットがかすりもしなかった。(今でもやり始めに空振りしつづけることはよくあるが) しかし、徐々にコツみたいなものをつかみはじめて、今では100キロのボール、20球であれば、タイミングの取れてる時で、12〜15球はヒット性の当たり、内5球はホームラン性のライナーぐらい打てるようになった。(大したことないじゃないか、と指摘しない様に(笑)) 繰り返すが、基本的には私は運動オンチであり、普段体を鍛えている訳でもない。

そんな私だからこそ語れるバッティング理論があるはず。今日はそれについて書きたい。

まず・・・当たり前のことだが、ついついおろそかになるので、書いておくが、ボールを良く見る。それもなるべく直前まで。ボールは当然誰でも見てるんだけど、ついつい見切りが早くなりがち。
後、決して力まないこと。腕に力が入るのは、ボールを打ち返す瞬間だけでよい。力みながらバットを回しても、打つ瞬間に力負けするし、バットコントロールもうまく行かない。
以上、基本的な注意事項。

次に・・・スイングする前の構えについて。相手は普通のアーム型のマシンだったり、プラズマディスプレイに映った投手の映像だったりするが、とにかくボールが投げ出されるタイミングを見つける。そして、そこに合わせて、重心を両足の真ん中から軸足(ホームベース側)だけに移る様、徐々に体全体を軸足側に引きつける。矢を放つべく、じりじりと弓を引くイメージ。その時、ピッチャー側の足は、ちょんちょんと、さながら熱湯につま先を入れようとするがごとく、地面を軽く蹴ってタイミングを取る。最終的には軸足側に体重移動するので、前足はあくまでバランスを崩さない為に少し蹴るのと、後は主にタイミングを取るために使う。そして、ボールが放たれた瞬間、前足を踏み出して、一気にスイング。スイングは、腰、二の腕、バットヘッドの順で回るのが理想だが、一気に回すイメージで構わないと思う。

このタイミングの取り方の利点は、すこーしずつ体重を後ろ足に移すことで、さあ打ちますよ、という集中力が段々高まってくるのがひとつと、打つ時に目線の高さがずれない。タイミングの取り幅を長めに取っておかないと、目線がずれやすく、ミートしづらくなると思う。徐々に軸足に重心を移し、一気に振る。これ、オススメ!

もうひとつ。バットを体の近くで振る。これを自然に出来る人がいるのよ。ずっと野球を続けていた人なのか、抜群の運動神経の持ち主なのか知らないけど。しかし、私には自然にそれは出来ないので、色々試行錯誤した挙げ句、ひとつの答えに辿り着いた。それは、単純明快、体の近くでバットを構える、ということ。馬鹿みたいなアドバイスに聞こえるかもしれないが、バッターボックス内で半歩前に出て、脇を締め、顔にひっつくぐらいの位置でバットを構えて欲しい。そこで、構えたバットを少し巻き込む様に手首を返すとなお良い。つまりトップハンドは手首を中に曲げ、ボトムハンドは手首を少し反らす形。こうすると、いわゆるバットのヘッドが立ったまま振ることが出来、後述するように、トップハンドをL時で返すことが出来る。そしてそこからそのままバットの芯をボールに一直線にぶつける感じで振り下ろす。体から離れた位置でバットを構えていると、どうしてもその位置から振り下ろしてしまい、結果、体から遠い所でボールを捉えてしまう。やっていると分かるが、目からバットの先が遠ければ遠いほど、ミートの確率は下がる。体の近くでバットを振るのは、窮屈なスイングに思えるかもしれないが、打つ時に、トップハンド(バットを握った時に上にくる手)の肘がL時になるぐらいが理想。これを心がけるだけで、ミートの率は相当上がると思う。オススメ!

・・・と、以上、この2つだけ! いやー、ほんとにこれだけなのよ。それに、自然と体のそばでスイング出来る人は2目のアドバイスは無視していいし。ただ、たまに高校球児らしき人のバッティングを後ろから見るけど、本当にバッターボックスのホームベースぎりぎりの位置で立ってる。そこからボールを芯で捉えているから、本当に体に近い位置でバットを回せているのだと思う。ボールも飛ぶんだろうが、おそらくミートの確率が格段に上がるんだと思う。

いざスイングするその前に大きく足を上げるか、すり足でいくか、は、どちらでもいいと思う。私が試した限りでは、大きく足を上げた方が、一気に前方に力が伝えやすく、飛距離が出る。しかし、タイミングを取るのは難しく、腰への負担も大きい。また足を上げている時にバランスを崩しやすいので下半身の筋力も必要である。一方、すり足の方は、タイミングは取りやすいが、飛距離は出ない。すり足で飛距離を伸ばそうと思ったら、ぎりぎりまで引きつけて、腰の回転に乗せる、ボールをトップハンドでうまく押し込む、などの技術が必要。まあ、一長一短あると思う。

他にも色々あるとは思うが、あくまでバッティングセンターの常に同じ球速のストレートを打ち返すことを目的に書いてるので、これ以上述べることもあまりない。

では・・・素敵なバッセン・ライフを! 取りあえず私はホームラン第一号を目指します(笑) (※『ホームラン』というのは、ネットに貼ってある『ホームラン』と書かれた的のことです。)


私は580グラムの軽い金属バットをマイバットとして買ったんだけど、軟式ボールより少し固めのバッティングセンター仕様のボールを打つには、これぐらいの重さがちょうど良い様に思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です