「星野は嫌いだけど・・・」に違和感。

最近、バッティングセンターに通いすぎで肘に違和感のある私であるが、そんなことはどうでもよく・・・。

ここからが本題。今日、ヤフーニュースを見ていたら、楽天のマー君がサ、サ・・・サイ・ヤング賞? 違うな。まあとにかく最優秀投手に贈られる賞の選考過程で、ガッツポーズは控えるべき、との批判を受け、そこに楽天の星野監督が「プロ野球選手は個性が大事。ガッツポーズは自然に出る。」とマー君を擁護した訳。まあ、普通にいい話。

しかし、そのニュースにはいわゆるヤフーコメントが設置されており、軽く嫌な予感がしつつも、見てみると・・・。


「星野は嫌いだが、今回の意見には同意する。」

で、出たー、イオンコート。

この「星野は嫌いだが・・・」という言葉を見るたびに、私はガクッとくる。それをわざわざ言わないといけないのか?と。そもそもお前はいつから星野が嫌いになったのか?と問いたい。どうせWBCでマスコミが手のひら返しで散々叩きだした辺りから嫌いになったのではないのか?と。せっかくインターネットやってるのに、そうやってマスコミが作り出した雰囲気をさも自分の考えた様に言うのが、私には信じられない。シンジラレナーイ。

私は阪神ファンなので、あの野村監督ですら三年連続最下位という結果しか残せなかった阪神を、常にAクラスを臨めるチームにまで押し上げてくれた星野監督には感謝してる。星野をすぐ外様を欲しがる監督して批判するむきもあるようが、それも何が悪いのか分からない。現に現在のタイガースの礎を作ったのは、移籍組の金本と下柳であったと言っても過言ではない。生え抜きの選手の方が応援のしがいもあるかもしれないが、そこは厳しいプロ野球の世界、FAやトレードで来た選手に活躍の場を奪われるのであれば、しょせんその程度の選手なのだ。選手の育成なら2軍でやればよろしい。こいつを使わないとしょうがない、ぐらい、今いるレギュラー選手よりよい結果を残さないとレギュラーを取れないのが普通だろう。

選手を叱って萎縮させる、という声もあるが、それだけ選手を見てるということ。中日の落合監督は選手をしかり飛ばしこそしないが、選手はあの監督は選手の動きをよく見ている、という無言のプレッシャーを受けていると思うから、まだ名指しで叱ってくれるだけ分かりやすい、とも解釈出来る。

ま、星野監督の采配については、色々な意見があると思うが、とにかく現在の星野批判一辺倒の空気は気持ちが悪い。長かった中日監督時代。チームをリーグ優勝に導いた阪神監督時代。その時、星野のやり方が嫌いだ、という声は全くというほど聞かなかった。これだけ批判されるのであれば、当時からそういう声が密かに聞こえて来ていてもおかしくなかったはずだが。

右から左へと極端に大衆の意見が変わるのが日本人の悪い癖であるが、そろそろマスコミに流されず、周囲の空気に萎縮せず、自分の考えを持とうよ、と言いたい。「星野は嫌いだが・・・」などと、周囲に媚びを売る必要など全くない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です