来るべき衆議院解散総選挙について。

なんで衆議院解散するのか分かりづらいよねー。消費税10%にするか、あるいは止めるか、というのならまだ分かるが、10%にするのを来年秋にするか、あるいは1年半先送りするか、っていうそれだけの違いだもんね。民主党の人達が内閣の不正を隠す為だけの国民不在の解散って言うけど、まあ、国民不在の解散ってのは合ってる気がする。

ただ、最近小渕優子元経済産業大臣の辞任に始まった一連の不正や疑惑だけど、ああいうところに安部首相の求心力の低下みたいのは見て取れる。小渕議員は東京地検特捜部が動き出してるし、その後も、SMバーとか、安部首相にちゃんと権力が集中していれば、騒がれないようなことや動きが出てきてるのかな、と。

安部首相の求心力の低下の大きな原因としては財務省との軋轢があると言われている。法律どおり来年の10月に10%に増税したい財務省と、実体経済を見て現実的な、更には自身の人気を落とさない為、先送りしたい安部首相。また、財務省にべったりな安部首相の後釜を狙う自民党幹部達をあぶり出す意味もあるのだとか。

それを考えると、国民不在とは言え、衆議院解散総選挙ってのは、安部首相にとってはそれなりに大きな賭けだし、その後、更なる長期政権を運営するのに大きな試金石となる。

とにかく、野党が躍進する様な自体はハナから想定されてもいないし、何しろ消費税増税は民主党が与党時代に総選挙と引き換えにしてまで成立させたものであったことを国民に思い起こさせてしまうので、民主党にとっては、迷惑以外の何者でもない解散であろう。

ま、今日(2014/11/14)現在、何も決まった訳ではないのだが、10%への増税時期の判断材料となる17日発表の7?9月期のGDPの伸びが悪いというのはほとんど分かっていることらしいので。

と、柄にもなく政治の話。

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