音楽を聞くシチュエーションの9割5分以上は外出時なので、イヤホンにはそこそここだわっている。こだわっていると言っても、あれやこれや試聴したわけでもないし、ポータブルアンプなどを試してもいないし、これからも使うつもりもない。あくまでDAP(Digital Audio Player)直挿しのイヤホンの音にはある程度こだわっているという話。(説明がヤヤコシイね・・・)
イヤホンとの出会い・・・それは子供の頃だが(笑)、本格的なイヤホンとの出会いはかれこれ7,8年前だったか・・・。それまでは、DAPの付属品みたいなイヤホン使ってたんだけど、とある昔の通勤途中、私はどうやら電車の中で大音量で聞いていたらしく、隣に座っていたおばさんに音量について注意されてしまった。更にはその隣の人も怪訝そうな顔をしてこちらを見ていたので、こりゃ相当大きい音を出していたのだな、とその時初めて気づいた。普段、公共マナーには気をつけているつもりだっただけに、この一件は自分にとってもショックで、こりゃ早急に遮音性の高いイヤホンを探さなければならない、と思ったのが最初のきっかけ。今思えば音質は完全に二の次だった。
で、最初に買ったのがSHUREのE4c。安いイヤホンは大体、駆動方式にダイナミック方式というのを使っているのだが、E4cはBA(バランスド・アーマチュア)方式であった。ダイナミックとかBAとかって何?という方は下記、リンク先の記事が分かりやすいので是非見て欲しい。
知ってる?ダイナミック型とBA型はどう違うの?|HEADBANK ヘッドホン&イヤホン レビュー
・・・上記リンク先は読んで頂けただろうか? まあ、そんな訳で、実際はダイナミック=安い=音が悪い、という訳ではないのだが、私が買った当時は、イヤホンサイズではダイナミックは安価に作れるが音はそれなり、一方、BAは値は張るが高音質、みたいな棲み分けがあった。で、初めてのBA機であるE4cだが、この音には感動したねぇ。全ての音域の音がリッチで、今まで気づかなかった音も良く聞こえる。まあ、これはE4cがカナル型(耳栓型)イヤホンで、遮音性が危険を感じるほど高い、というのも貢献してるんだけど。とにかく、E4cによって、屋外、しかもイヤホンというおよそ本格的に音楽を楽しむ環境にないと思っていた条件で、きちんと音楽が楽しめることが分かった。
とまあ、ここで止まっていれば散財せずに済むんだけど、どうやら上級モデルはBA3機積んでるらしい、と(笑) 一体どんな音がするんだろう?なんて色々調べていたら、知らないうちに当時のSHUREの最高級モデルであったSE530が手の中に(汗)(※盗んだ訳ではない。)
その後、怒涛のイヤホンブームも更に活況になり、SHUREも含め、各メーカーから怒涛のイヤホン出品ラッシュ。とは言え、私はもうSE530で完全に満足してしまったので、段々イヤホン事情にも疎くなったまま、結局5~6年使った。ちなみにSE530のコードは途中で接続が分かれているのだが、DAP側のケーブルは断線で4回ぐらい交換し、去年はとうとうイヤホン側のケーブルも断線してしまい修理をしてもらった。外観もイヤホン本体の表の塗装が剥がれて、Right、Leftの表示が完全に見えなくなってしまった。そんな訳でまだ使えるけど、そろそろ買い替え時かなぁ?、と思った今日この頃・・・。
長いね、この話(笑) その先の話があるのだが、一旦ここでオシマイ。
次回記事はこちら。
ついにQ-music QE80購入。 | 馬鹿ラッチ2.0