監督について
クリント・イーストウッドはこの映画ぐらいから名匠の名を不動のものにしたのではなかろうか? 個人的にはこの映画と「グラン・トリノ」が好き。確かに重い作品が多いけど、その裏に監督の人間を見つめる温かい眼差しを感じるから、まだ救いがある・・・そういう作品が多いのではなかろうか?
俳優について
ショーン・ペン、ケビン・ベーコン、ティム・ロビンスの3人の演技はもちろんいいのだが、それぞれの役上の奥さん役の人達がまたいい演技なんだな。3人の友情が基礎となる物語だけに、誰が演じるか、というのは、この映画においては、より重量なファクターだったと思う。そして、この映画の配役は完璧に近いものだったと感じた。
本編評
若干ネタバレ。3人が子供の頃の暗い事件が、大人になってそれぞれに思わぬ影響を及ぼすという脚本が巧みに出来ていい。特にジミー役のショーン・ペンが娘を殺されて激情するシーンや、自分の殺人が間違いだったと気づくシーンの迫力は凄い。これだけいいキャストが揃っていても、結局はショーン・ペンの演技が全てを持って行ってしまう。
おすすめ度(★5点満点)
★★★★☆
冒頭の少年たちのシーン、大人になったジミーの愛娘への愛情と彼の暴力性が露わになるシーン、そしてベーコン扮するショーンとジミーの視線が交差するラストシーン。非常によく出来た映画だと思う。お勧め。