【レビュー】実は密かに買っていたiPhone 7、使用0.5日のレビュー。

開封前のiPhone7
買い換えても買い換えなくても月々の負担額がそれほど変わらない。
auのiPhone6を使い始めて丁度2年。来月から2年割の適用がなくなって、月々のiPhoneの割賦代はなくなるが、代わりに同額近い割引がなくなり、結局それ以降も支払い総額があまり変わらない。そんなことだったら買い換えちゃおうか、と先週の金曜日(2016/09/16)にふと思って、au onlineshopでその日の晩に申し込み。購入したのはゴールドのiPhone7 128GB。土曜に確保とのメールがあり、日曜に発送のメール。そして本日到着。随分早いと思ったが、お店でも在庫があるらしかったので、そんなものなのだろう。

開封の儀
一式すでに散々報道で知っていたので開けて驚く要素は何もなかったが、廃止されたイヤフォンジャックの代用品として3.5mmジャック←→Lightningのコネクターが同梱されている。付属のイヤフォンももちろんLightning直差し用のもの。
ご覧の通り、プラケースから紙の台紙に変わった。意外だったのがイヤフォンのケースがプラスチックケースではなく、紙の台紙に代わっていたこと。ジョブズが生きていたら・・・とはあまり言いたくないが、こういう目に見えるコストダウンはジョブズだったらやらなかったろうなぁ、とやっぱり思うのだった。

こいつ・・・動かないぞ!
ホームボタンがただの窪みに変わっている。電源を入れる前にそっとそこに触ってみたら、やはり単なる窪み。いやー、え?と思ったけど、電源を入れてMacから旧データを復元し、改めて触ってみると、しっかし反応した。感触としては、ボタンというより、マウスをクリックした感じ、あれが一番近いかなぁ。そんな感じに指先に振動が伝わる。今も改めて触ってみたが、MacのTrack Padのように画面全体にクリック感があるというか、やっぱりそんな感じ。イヤな人はイヤなのかもしれないが、私は、へぇ、よく出来てるな、と感心し、それ以降は、そんなものとして普通に認識している。確かにあんまりボタンを押してる感じはしないけど、iPhone7からはここをクリックすることになった、と思えば、まあただそれだけの話か、と思う。結局みんなすぐに慣れると思うけどね。

見た目は変わらず。
左がiPhone7、右がiPhone6言われなければよく分からないと思うが、左がiPhone7、で右がiPhone6。iPhone6であったいわゆるDラインが目立たなくなり、その代わりカメラが大きくなった。後、iPhone6は裏にCEどうのこうの、というヨーロッパ向けの文言が消えて、代わりにちいさーく「総務省指定」との文字が入っている。巷では賛否あるようだが、おれはかっこいいと思ってしまった。尤も、Dラインも記載された文字列も割とどうでも良かった。だってどうせカバーで隠れちゃうんだもの・・・。

何が変わったのか分からない・・・
Appleのサイトには、やれ6より2倍の処理スピードだとか、25%明るいとか広色域とかあるけど、使ってみるとさっぱり分からない。考えてみれば、iPhone6で動作がもたついたりとかいう場面に遭遇することが一切なかった。写真もいろいろiPhone7の画面で見てみたが・・・うーん? 少なくとも劇的に変わったというのはない。

変わった!
イヤフォンジャックが本当にない!(笑) これは誰の目にも明らか。もっとも私はこれを見越した訳ではないが、Lightningからポータブルアンプを使って音楽を聴く習慣がついているので、久しくイヤフォンジャックは使っておらず、特に影響はない。ただ、ライトな音楽ユーザーはやっぱり困るんじゃないだろうか。イヤフォンジャックというのはコンピューター界だけの規格ではないから、将来的にSCSIとかFireWireみたいにきれいさっぱり無くなってしまう規格ではないだろう。故にiPhoneの為だけにBluetoothや、ましてやLightning直差しのイヤフォン買う、などという行為をライトユーザーがするのかどうか・・・。ま、一応最初からLightning直差しの純正イヤフォンついてるけどね。

さて、茶化し抜きで変わったなぁ、と思ったのは、ステレオスピーカー。今までお休みタイムに枕元にちゃちなBluetoothスピーカー置いて、iPhoneから繋げて音出してたんだけど、今度からはiPhoneだけでいいや。お世辞にもいい音とは言わないが、『ステレオとして』の最低限の音は出してる。

目玉は3D Touch!!
これはiPhone6sからついてる機能で、新しい機能ではないのだが、6から移行した私としては、今回初めて触れる機能。画面の押し具合により、Peek、Popと別のコマンドが割り当て可能で、それにより、例えば対応アプリであれば、ただのTapなら開く、PeekならMacのコンテクストメニュー項目の様な、PCで言えば右クリックしたときに出てくるような別メニューが出たり、と同じ箇所を押しても、押す圧力によって別の動作が割り当てられている。これはマルチタッチ以来のすごい発明だと思う。写真アプリであれば、Tapなら素直にサムネイルの写真を開くが、Peekであれば、Peekしている間だけ写真が拡大され、指を離すと元のサムネイルに戻る、と写真のチラ見が出来る。これはFacebookなどのアプリも対応していて、写真などはPeek状態でスワイプすれば、タイムラインから離れずにざっと写真を眺めることが出来る。それぞれの感圧はTapからPeekに移ったとき、PeekからPopに移ったときに振動が教えてくれるから、自分がいまどのくらいの圧力で押しているかはっきり分かる。iPhone7特有の機能の説明ではなくて申し訳ないが、iPhone7で始めてこの3D Touchに触れる人もいると思うので、詳しく説明してみた。いやー、これは一度使ったら元には戻れない。この辺りは、マウスを普及させ、iPhoneで、ピンチイン、ピンチアウトなどの概念を普及させたAppleならではの発明だと思い、ちょっと感動。

まとめ
見た目の大きな変化もないし、それほど期待感を持たずに購入したiPhone7だったが、思いの外良かった。尤もApple製品はこれまでは出る度にユーザーを驚かせてきたから、思いの外良かった、という評価自体、ちょっと寂しい感じがするが、まあそれはそれとして・・・。こうしてiPhone7を手にして改めて思うに、iPhone6と6sの間に結構な進化があったんだな、と。3D Touchのあるなし、というのはそのぐらい大きなインパクトがある。どの記事も3D Touchに関しては既に6sにあった機能だから、と紹介を省いているものが多いが、iPhone6から乗り換えるユーザーが圧倒的だと思うから、3D Touchについて言及しないのは片手落ちという気がする。

防水というのは個人的はあまり興味がないが、安心感はある。尤も、Appleの見解によると、水没させた後の充電は、充分渇かして5時間以上経ったのちにLightningコネクタ使用のこと、とあるらしいので、まあ必要もなしに濡らすことは避けたい。

後はSuicaがサービスインしてからの使い勝手がどうか、というのも期待したい。いまのところ、VISAは対応しておらず、モバイルSuicaを使う際は、MasterCardと契約しなければならない、なんて話もあるらしいので、どうなることやら・・・。

更に他には、来年iPhone8が出て、デザインが格好良くなり、さらにワイヤレス充電対応し、有機ELディスプレイ搭載とかだったら、盛大にずっこけるとは思うが、まあ、そんな未来のことを心配しても仕方ない。iPhone7はiPhone6系統の正常進化型としてよく出来ていると素直に思うから、2年縛りで通信大手と契約しているiPhone6ユーザーは素直に買い換えてよいと思う。・・・イヤフォンジャックによほどのこだわりがなければ。

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