ポール・オースターの「ムーン・パレス」を読み終わった。好きな小説のベスト10ぐらいは大体20歳代ぐらいに読んだ本で終わってて(多分想い出補正も大分ある)、その後、読んだ小説が個人的なベスト10に入ってくることはなかったが、この本は、久々にそのベスト10の、それも上位に食い込んで来た感じ。なんかこうして私によって読まれていない素晴らしい小説がまだまだあるんだとしたら、世の中もそんなに捨てたもんじゃない、と変な希望が湧いて来た。
さてその内容は・・・と言っても、なんか色々書くのが野暮な気がする。探せば、優れたレビューもいっぱい見つかるし。だから、ただ面白かった、とだけ書き残しておきたい。