iMacの内蔵ハードディスク換装に挑戦してみた。

とうとうやってしまった、iMacハードディスク換装。結果は万事うまく行ったのだが、途中、人間こんなに冷や汗が出るのか、と感心してしまうほど、あせった場面も・・・それも含めて、ハードディスク換装の顛末を記しておきたいと思う。(作業工程だけが知りたい方は下の2段落は飛ばして読んで欲しい)

まず・・・私の買ったハードディスクであるが、Western Digital社のWD10EACSという1TBのディスク。現在、市場に出回っているバルクハードディスクでは最安ではないだろうか。あんまりに他のハードディスクと比べて安いので、購入に不安はあったがつけた現在、それほど・・・というかほとんど不満はない。といっても、まだ大した作業らしい作業はさせてないけど。スペック的にはバッファ16MB。回転スピードは5400〜7200rpmの可変型(?)ということらしいが、メーカーとしては非公表らしい。ただ、さすがに常時5400だと私も遅い、と気づくだろうから、作業するときには7200rpmにあがるのであろう、と思う。(※あくまで個人的な感想) プラッターは3枚で、つまり1枚334GB。現在プラッター1枚の最大が320GBと言われてるだけに、これはこのハードディスクの長所と言える。ちなみにプラッターの数が少ないほど、読み書きが速く、温度も高くなりにくいということらしい。

一方、外したハードディスクも、Western Digital社の物で320GBの1枚プラッターものらしい(WD3200AAJS)。価格コムなどで見ると大変評判のいいハードディスクだった。確かに、とても静かで、アイドル時の音はもちろん、シーク時の音ですら聞いた記憶がないものなぁ。これはこれで、SATA用の外箱でも用意して、写真データ用のバックアップディスクにするかな。

前置きがとても長くなったが、やっとiMacのハードディスク換装の話。まず基本工程は下記サイトに従う。

iMacのメモリー/HDD換装

作業中はネットが見れないので、このサイトのページを印刷。このメモは必須。

で、作業に絶対必要なもの。

吸盤つき手すり(タオル掛け)、プラスドライバー、T6、T8トルクスレンチ、ペンチと上記プリント。

あれば、モアベターよ、なもの。

下に敷くタオル類(ちなみに私はベッドの上で作業した)、精密クロス、ブロアーかエアダスター、小分け用の小皿。マイナスドライバー、接着剤。

ブロアーとは、カメラ用のしゅぽしゅぽやって、手動で空気を出すやつ。とにかく液晶がむき出しになるので、最終組み立て直前に、思わず手をついてしまったときなどの油分をクロスでふき取って、その後、丁寧にブロアーでごみを飛ばすのがよいと思う。エアダスターは押しすぎると氷みたいのが出てくるので、取り扱い注意。個人的にはブロアーの方が使いやすいと思う。

さて、後はプリントに従い作業。ここでは、プリントと実際の作業に相違がある点、プリントではさらっと流しているが、結構大変だよ、という点に絞って書き出したいと思う。

まずトップの表面ガラスであるが、これは吸盤にそこそこの吸着力があれば大丈夫。したがって安いタオル掛けみたいなやつでよろしい。遠慮せずグイッと真上に引っ張る。ちょっとドキッとするが、パコーンと取れる。私の予想に反して、本当のガラスではなくプラスチック製の透明アクリル板みたいなもので、乱暴な言い方をすれば、多少傷をつけても目立たない感じだった。雑に扱っていいものではないが、ここは特別気を使う場面ではないと感じた。

さて、プリントとの相違点であるが、私のiMacは2007年春に購入したものだが、フロントマスクのネジの種類が違っていた。プリントでは3種類あるように書いてあったが、私の場合、上部、サイドが短めのネジ、そして下部の4本が長めのネジ、の2種類しかなかった。

ちなみに余談であるが、私は、最初の表面ガラスをとった後、一瞬何をしていいのか分からなくなり、あろうことか液晶に直接タオル掛けの吸盤を押し付け、ぐいぐいと引っ張ってしまった・・・。良い子はくれぐれも真似しないように。
表面ガラスを取った後の工程は、表面ガラスの裏の端っこに隠れているネジを開けること、です。

後はまあ、プリントどおり作業すればオッケーだが、液晶パネルのバックライト部分はあまりに剥がす部分が大きいため、バックライトのケーブルが長いことを利用して、バックライト部分のケーブルは外さず、横にしたiMacのスタンドに液晶を立てかけておいた。T6レンチをつかう映像信号用コネクターは外さないと作業が出来ないが、バックライトケーブルは外さなくても大丈夫だと思う。(※現行iMacはもしかしたら事情が違うかもしれない。)

そんな訳で、苦労の末、ハードディスクにたどり着くが、ハードディスクには温度センサーらしきものが直付けになっている。これをマイナスドライバーでこじって、剥がす。が、これで完了ではない。ハードディスクはハードディスクを固定する為のケースに収まっている。片側には形状が説明しがたいが、スペースにカチッとはめるためのプラスチックの部品。もう一方には、ケース固定用のピンが刺さってる。一見したところリベット打ちのように頭がつぶれているように見え、これじゃ取りようがないじゃないか、と一瞬愕然とした。が、結局その様なものではなく、ネジ形状の部分を注意深く、ペンチではさんで回したらあっさり取れた。と、言っても、人力で回せるものではないので、やはりペンチは必須と言える。

やっとの思いでハードディスクを取り出して、交換し、上記のパーツを組み付けて、シリアルケーブル、電源ケーブルをつなぎ、そして、さきほどそぎ落とした、温度センサーを接着剤でハードディスクに直に固定。

後は、元通りに組み戻していく。フロントパネルの組み立て時にiSightのコネクタが外れやすいので、このコネクタの位置に留意しながら、パネルを戻す。以上で完了、お疲れ様! 以下は余談なので、お暇な方は引き続きどうぞ。

さて、予想以上に時間がかかったが(厳密に言えば、プリントどおりにスマートにいくものではないという覚悟は多少はあった)、液晶に不必要な圧力を加える、という暴挙以外は順調に行ったと思い、Macの電源を入れた。すると・・・なんと、液晶が片側だけ妙に灰色の映像が映った後、画面が真っ暗に・・・。2度3度、電源を入れたが同じ症状。もう、私は滝の汗状態。ああやっちまった。液晶を変に吸盤で引っ張ったからだ。ええと、今一番安いiMacはいくらだ? 今、貯金は? いろんなことが瞬時に頭を駆け巡った。いやいや、まあ落ち着け。とりあえず、液晶のコネクタをチェックしよう、すべての判断はそれからだ。こう考え、取り付けたばっかりの表面ガラスとフロントマスクは再び外し、液晶部分と本体のコネクタがちゃんとつながっているかをチェック。すると・・・あろうことか、2箇所もコネクタつけ忘れ・・・。あり得ん! 人類は自らの行為に恐怖した。いや、主語が違うか。とにかく私は自らの行為と忘れっぽさに呆れてしまった。しかしながら、これで液晶が元通りに映るという保証はどこにもない。フロントマスクはつけないまま、コンセントを繋ぎ、祈る気持ちで、電源スイッチを押すと・・・やった、前面灰色に映った!
これで馬鹿な理由で新しいiMac買わなくて済む!(笑) まあ、とにかくびっくりした。

さて、紆余曲折あったが、新しいハードディスクをおごられた我がiMac。TimeMachine用の外付けHDDを繋ぎ、Cキーを押して、Leopardのディスクから起動。まず、ディスクユーティリティで、ジャーナリング+だっけ?にフォーマットして、次に、TimeMachineから復元を選ぶ。TimeMachine、起動ディスクにはならないらしいが、やっぱ便利だなぁ。ところが、中にあったWindowsまでは復元してくれなかった・・・。この仕様、わざとかな?まあ、基本的に使ってないからいいけど。

感想としては、前に大福型G4iMacを開けたときは、コネクタの硬さに往生したものの、失敗したら致命的というような作業箇所はなく、汗をかいたぐらいで、そんなに難しいとは思わなかった。それにくらべるとCore2Duo iMacは、やはり高度な作業だった。
まず、今回滝の様な汗の原因となった液晶パネルであるが、これに直接触らなくてはいけないし、iSightを始め、各コネクタもかなりちゃっちい。どれも壊したら、ジ・エンド。1度やった今では、人のiMacでも責任もってハードディスク換装してあげられるほど自信もついたし、逆を言えば、注意点さえしっかり押さえていれば、だれでも出来る作業だと思うが、素人がプリントをたよりにたった1回の初めての作業で、ミスなく終える、というほど簡単な作業ではない、とも思う。ま、長くなったけどそんな感じで。

この記事がどこかの誰かの役に立てば、これ幸い。

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