都議選に思うこと。

今件に関しては私は都民ではないので完全に外野なのだが、それにしてもあれだけ都民ファーストが圧勝するとは驚いた。こういった印象を持っているのは私だけなのかな、と思ったが、少なくとも私が知っている2人(40歳前後の2人)の都民は概ね私と同じ印象を持ったようで、私の印象もあながち都民の気持ちから大きく外れたものではないのだなと思った。

マスコミは、加計学園、森友学園、稲田防衛大臣の失言など、さも自民党政権、安倍政権のせいで今回の都議選に大敗したと喧伝しているが、実際には自民党都議連が牛耳る都政運営にノーが突きつけられただけであり、今件を安倍政権の失政と結びつけるのは、いかにもマスコミらしいミスリードを誘うやり方だと思う。

ただ、小池都知事が当選した後、マスコミの前での握手を拒む、など、自民党都議の行動は明らかに失敗だった。東京という都会にありながらも普段国民、都民からいかに注目を浴びていないかが分かる、こういうと語弊があるかもしれないが、いかにも田舎モノっぽい対応であり、こういった事態が予想出来ない時点で、自民党都議が過半数を割ったのはある意味いいことだとも思う。

だけれでも、それでは都民ファーストに一体何が出来るのか。旧態依然の自民党都議は気に食わない、かと言って民進党には票を入れる気がない。そういった消去法で選ばれた都民ファーストの議員が大半であり、当選人数とは裏腹に圧倒的指示を得て当選した訳ではない、という事情は都民ファーストの議員達はそれぞれ肝に銘じておくべきであると思う。小池都知事も早々に代表を退任してしまい、次回の都議選で都民ファーストが支持される保証はどこにもない。

いずれにしても、これからの小池都知事の都政運営が小池都知事と都民ファーストの議員それぞれの命運を左右するのだと思うが、どうなることやら。

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