Apple Watch Series 4(GPSモデル) 44mm スペースグレイ・アルミニウムケースとブラックスポーツループ レビュー

あれほど買わないと言っていたApple Watch Series 4。結局普通に買ってしまった(-.-;)

私の場合、Apple WatchはSeries 3からのデビューで購入から1年と少ししか経っておらず、今年も新しいApple Watchの発表があるだろうが買うという選択肢はないなぁ、と思っていたのだが、ここへ来てApple Watchシリーズ初の画面の大きさ変更&若干のスリム化という外見のモデルチェンジがあった。結局ここにやられた。筐体の大きさがほぼ同じで画面が従来より30%も広いって一体どんな感じだろう? そんなことを想像していたらいつの間にか手元にあった(笑)

セルラーモデルからGPSモデルへ。
Series 3ではセルラーモデルというApple Watch単体でも通信可能なモデルを使っていたが、今回はセルラーなしのGPSモデルを購入した。

その理由は・・・単純に1万円という価格差もあるが、この1年を振り返って、Apple Watchのみで電話したり通信したり、という事態が2度しかなかったから。前から思っていたが、Apple Watch買うぐらいのギークな人が果たしてApple WatchとiPhoneを同時に持っていない、という事態が一体年に何回ほどあろうか?と。 それに案外知らない人も多いと思うが、GPSモデルでそばにiPhoneもWi-Fiもない場合でも、Suica、QUICPayなどのApple Payは全て利用出来る。(※ただしSuicaのチャージは出来ない)

そしてこれも結構大きな理由なのだが、Apple Watchは初期のiPhoneの様にモデル毎に目に見えて大きな進化がありそうで、買い替えのサイクルが結構短くなる気がする。そういった商品の賞味期限が早そうな商品の高額モデルを買うのは相当な浪費の気がするので、どうも高いモデルに食指が動かない。まあそういうのを遠慮なく買うのが金持ちなんでしょうがね・・・。

それと今回、諸々出費が重なって、新しいiPhoneは諦め、しかも格安SIMに移ることにしたので、大手三社しか対応していないセルラーモデルを持っていても使えないという個人的な理由もある。

はい、安いモデルに走った言い訳は以上(笑)まあでも1年使ってみて、1万、2万円足してもセルラーモデルが欲しい、と思わせるほどの機能はまだないかなぁ、というのが正直な感想。

大画面化の効果やいかに?
画面が四角からフェイスの角をなぞるような角丸になり、よりベゼルぎりぎりまで画面が表示されるようになって、本体の大きさはほぼ以前のままながらも(本体も少しだけ大きくはなっている)、画面がかなり大きくなったSeries 4。以前のモデル比で画面が30%大きくなったと言われるが、実際のところは・・・。

私は画面の大きさより、角丸になったことによるディスプレイの印象に違いにまず目が行った。角丸のアールが結構大きくて、以前のものと比べると相当丸っこく感じる。その大きな角丸が見る側にかなりソフトな印象を与える。

そして画面の大型化。実際かなり表示が大きく感じる。Series 4専用に用意された新文字盤「Infograph」では画面狭しと様々な情報がディスプレイいっぱいに表示されかなりの迫力。また画面をフルに使うタイプの文字盤もいい。後、この大きさになって、ようやっとニュース系の要約記事も多少読める様になった。前の大きさだと正直見出しを見ても、目を凝らしてその続きの記事を読む気になれなかった。多少老眼も始まってしまっているので、画面の大きさは素直にありがたいし、見やすい。

その他の「おっ!」
意外や意外、デジタルクラウン(竜頭)がいい。iPhoneなどでも既におなじみの「Taptic Engine」。様々な触感を再現する機能だが、竜頭を回すとコロコロと手に感触が伝わってきて、これが実に小気味いい。ここにお金を掛けるのがAppleだよなぁ、と思わず感心。

今回買ったSeries 4についてたブラックスポーツループ、凄くいい! タオル地のように手に馴染むし、色も単なる黒一色ではなく、細かいたくさんの色で構成されており、クワガタの甲羅のようにすこし紫っぽい光沢がある。かなりオシャレ。最初はベロクロで留めるなんてなんかダサいなぁ、と思っていたが(Appleでは「面ファスナー」と呼んでいる(笑))、ベロクロの部分も全体でべたっとくっつけるのではなく、5つの角丸の部分だけがベロクロの接着面としてデザインされており、それなりにオシャレに作られている。

後は包装。よくブログ記事や動画で「開封の儀」なんてのを目にするが、厚紙製ながら、所有する喜びを増幅させる大変よく出来たデザインと工夫。確かに材料費はそれほど掛かってないかもしれないが、こういうところにきちんと気を配るその心意気がいかにもAppleだなぁ、と。まだまだジョブズがいた頃の精神は失われてないとちょっと安心する。

不満点。
値段はやはり高く感じる。前回モデルより大凡5000円ぐらい値上がりしているようだが、一番安い44mmモデルで税込み52700円以上。後数年したら、一番安いモデルでも7~8万ぐらいになりそう。

電池が持たなくなった? 以前のモデルより電池容量が少なくなっている模様。駆動時間はSeries 3と同様となっているが、使っている実感としては、ちょっと電池が減るのが早いような・・・まあ、まだ物珍しくていつもより使ってるとか、OSの違いで、次のOSのアップデートでより省電力になるとかあると思うので、まだ断定は出来ないが・・・。

Apple Watch Series 4は買いか?
私は今回の買い換えでおおむね満足しているが、スマートフォンと違って、やはり万人にお勧めするものでもないなぁ、というのが正直な印象。いらない人はいらないんだよね。だからちょっと興味がある、という人は、安くなったSeries 3を試しに買ってみる、というのも案外いいかもしれない。画面の大きさこそ違え、Series 3とSeries4で出来ることがそれほど変わらない。series3もまだ発売から一年だから仮に中古品を買ったところで今なら最大1年落ち。ヤフオクなどだとセルラー付きの42mmモデルでも今日現在(※2018/10/16執筆当時)3万円そこそこで買える。これを狙うのもありだとは思う。いきなりSeries 4を買って、絶対満足!世界が変わる!・・・とまでは言いがたい。かなり人を選ぶ商品というかApple Watchとの相性があると思う。

オマケ。買った後の意外な落とし穴?
やっぱりバンドを揃えたくなるんだよなぁ(笑) Apple Watch自体、画面が光っていない時は個性を全面に出すデザインでもないので、逆になにかバンドで遊びたくなる。そうなると最初はそんなにお金掛けるつもりじゃなかったバンドをついつい買い込んでみたりする。いわゆるパチモンバンドもいい品があるのだが、やはりApple純正のバンドの出来がよくて、つい追加してしまう。お金がぁ・・・。

まあ、そんなことでまとまったのかどうかよく分からないが、以上、Apple Watch Series 4 GPSモデル 44mmのレビューを終えたい。

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