前回いつ行ったか分からないぐらい、久々にバッティングセンターに行った。情けない話、最近すっかり老眼が進んでしまって、ほんとにボールが見えるのか?と心配だったが、正直老眼は全く問題なく、全球空振りなどという悲惨なことにはならなかった。よくよく考えて見れば、老眼というのは手元数十センチの話で、バットはボールが手元数十センチに来てから打つ訳ではないので(そのタイミングでバットを振り始めてボールに当てられるなら、プロ野球選手のスイングスピードを超える(笑))、老眼はあまり関係なかった。
目の話で言えば、私がまだ30歳台の頃はバッティングセンターに行っても球筋が見えていた。本当に体調がいいときには、いわゆる球が止まってみえるぐらい軌道がよく見えることもあった。それが・・・40歳過ぎたあたりだろうか? 球の軌道が一気に目で追えなくなり、球筋を見てバッティングするのでなく、例えばわずかな時間だけ正解の絵を見せて、それが何かを答えさせるクイズのごとく、瞬間の球の軌道しか分からなくなった。後はこの辺りにくるだろう、という勘をたよりにバットを振るようになった。私はゲームに出ている訳ではないので、何のデータも残っていないが、おそらくその前後から、連続してヒット性の当たりを打つということが出来なくなったと思う。これはいわゆる一般的な老眼とは異なる、動体視力の衰えだったのだろう。
ということで目の心配は杞憂に終わったが、バッティング用の筋肉がすっかり衰えていて、まあ腕が痛いし、疲れるし。具体的にはバットがボールに当たっても球に押し込まれる。スイングがバットの重さのせいで、段々ボールの下を叩くようになってくる。それを訂正しようとしてもレベルスイングをするのが難しく、今度は上から叩きに行ってボテボテのゴロ、と散々。
まあでも打ちっ放しばっかりじゃなく、バッティングも再開しようか、と思った。数少ない外野フライぐらいの飛距離の球を打った時の気持ちのいいこと。打ちっ放しではどうしても飛距離が出なくてストレスばっかりなので、またホームラン性の当たりが打ちたい、とちょっと思ってしまった。