筋トレは肩の痛み、風邪などでたまに休んだりしているが、基本的にこの4か月間ずーっと続けている。
だけれども、ちゃんと追い込めてないからなのか、体つきはさほど変わっていない。ほんの少し、大胸筋が大きくなったかな?という程度。
なので、宮迫博之が3か月でかなりムキムキになった動画を見たときは、結構びっくりした。あれだけ短期間で筋肉量が4kgも増えるのも凄いが、大した怪我もせず乗り切ったのが何より凄い。かなりの高重量を扱わないと短期間であの体にはならないな、と思ったが、まあ50も近くなってくると、回復は遅い、ちょっとしたことで腱などを痛める、で、ただがむしゃらにやれば結果がついてくる、という訳でもない。選任チーム組んで食事からトレーニング内容までしっかり見てもらったらしいが、それでもやる本人の気力ももちろんだが、体がついて来ないと結果に結びつかない。それに耐えうるだけの宮迫の体が凄いな、と。体を遠慮なく追い込めるというのもひとつの才能だと思う。
閑話休題。
筋トレを始めるにあたって、何を使ってトレーニングするか、という問題があったが、自重では負荷のコントロールが難しく、何より地味でトレーニングがあまり面白くなさそうだったので、ダンベルを使うことにした。で、最初に買ったダンベルがこれ。
パワーブロックという正規商品のパチモン。別名「パチブロ」。
ただパチモンとは言っても、商品自体はとても良い。
パチブロの良い点
ちゃんとしてる。
当たり前と言えば当たり前だが、パワーブロックの中華コピー品なのでまず品質が心配だったが、不具合はなにもない。
丈夫。
単純な構造ゆえ、多少雑に扱っても壊れなさそう。
意外と小さい。
ウサギ小屋に住んでる私としては重要なポイント。
1kg単位で重量変更が可能
筋トレ始める前は、どのくらいで重量変更出来るのが理想なのかさっぱり分からなかったが、やってみると1kg違うと特に上半身なんかだと体感の重量が結構違う。
パチブロのイマイチな点
臭い。
機械油臭が結構きつい。なぜか持ち手のところが一番臭く、毎回手洗い必至。私は最終的には慣れたが、嫌は人は嫌だろう。
重量変更は、実は地味に面倒くさい。
重なっているブロックの間にピンを差し込んで重量変更するのだが、これだけなら3秒で重量を変更出来る。しかしそれぞれのブロック間では3〜4キロほど重量差があり、それを埋めるために、持ち手の部分のブロックパーツに1kgの重りが2本刺さっている。1kg単位で調整するのはこの重りを出し入れしなくてはならないのだが、これが意外と面倒。重りが一本の場合は重心が微妙にずれたりして、これもちょっとした違和感を感じる。
グリップが太い。
グリップが太ければ太いほど、握力に負担が掛かる。グリップが真ん中にいくほど膨らんだ形をしているが、一直線の棒の形で良かった。
パワーグリップを装着して手を入れるにはギリギリのスペース。
握力を補助するためのパワーグリップというリストバンドのようなものがあるのだが、それを装着して、グリップを持とうとすると手元がスペースが結構きつくて、手を入れづらい。うまく手を滑り込ませれば、入れられるのだが、ストレスと言えばストレス。
総じて言えば、とてもいいダンベル。だけれども、これは全く個人的事情なのだが、26kgというのは男性成人にはちょっと軽かった。ダンベル・ローイングというダンベルを持って腕を背中側に引く広背筋を鍛えるトレーニングがあるが、まずここで26kgに到達してしまった。ダンベルプレスをはじめ、ほかのトレーニングはそこまで扱いきれないし、肩や腕に関してはたぶんそこまで扱うまで鍛えられることはないだろうが、より力が強い足のトレーニングとかも考えると、何でもかんでもこれひとつでカバー出来る重量ではないことを痛感。
とそんな訳で・・・・
こちらをお買い上げ。ダンベルに6万円。たかがダンベルにこんなにお金を費やしてしまった以上、もうここで筋トレをやめるという選択肢はない。ちなみにこの手の器具の値段に疎いうちのカミさんはたぶん2個で2万円ぐらいだとおもっている・・・はず。
このダンベルはパチモンではない。アジャスタブル(可変式)ダンベルとしては一応有名どころのダンベル。購入の決め手はほどよい重さ(32kg)とスタイリッシュな見た目、そして持ち手を回すだけで、重量変更可能な手軽さ。・・・これが購入前のイメージだが、実際に使ってみての印象を改めて書きたいと思う。
フレックスベル 32kg 2kg刻みの良い点
かっこいい。
写真でみてもシャレオツで、我が畳みが敷いてあるトレーニング部屋兼寝室に合わないんじゃないか、という懸念が見事的中。そのぐらいかっこいい。このダンベルはスウェーデンの会社のもので、なるほどそれを考えると北欧家具の様な美しさを感じる(気がする)。質感も良く、たまに撫でてみて鉄の感触を味わってみたりする。
「普通のダンベル」の様な扱いやすさ。
「普通のダンベル」とは、この場合例えば10kgなら10kgで重さが変えられない単体のダンベルのことを指して言っている。真ん中にシャフトがあり、その両側に重りがある誰もが想像するあのダンベルの形。この普通のダンベルの形状に模した形がいかに扱いやすいか。パチブロだって、ちゃんと重量があるので普通に追い込めるが、やっぱりダンベルはこの形が一番使いやすい。
重量変更が超簡単。
シャフトの部分を台座の上でくるくる回すだけで重量が変わる! トレーニング中はなるべくトレーニング以外の余計なことはしたくないので、これは本当に便利。
フレックスベル 32kg 2kg刻みのイマイチな点
2kg刻み
それって良い点じゃないの?という人もいるかと思う。確かにこの商品の前のバージョンが4kg刻みだったので、それから比べればすごく進化しているのだが、1kg刻みが本当は理想的。かなり贅沢な注文ではあるが。
脆そう。
パチブロよりは構造的に脆そう。安くはないだけに長い間持ってくれればいいが・・・
32kgがMAX。
これが40kgあれば、これからどれだけビルドアップしても壊れさえしなければ、永久に使える、と言えたかもしれないが、32kgはある程度トレーニングが進むと足りなくなる可能性あり。ほかのアジャスタブルダンベルでは40kgのものもあるので、ここが一番悩むところか。
欠点も一応書いたが、アジャスタブルダンベルである以上機能的に仕方がないところもあり、それを考慮すれば、はっきり言ってこれといった欠点がないダンベルだ。
ただ、男性で本当にアジャスタブルダンベル1セットで済ませたいという人は、この32kgという重量が一番引っかかる点だろう。
おそらく重量的に足りなくなるとすれば、背中と足なのだろうが、背中は別途懸垂スタンドを買う、足は・・・手に40kg近くのダンベル持ち続けたままトレーニングするのは肩への負担が半端ないので、手持ちのダンベルの重量が足りなくなった場合は、素直にジムに行ったほうがいいと思う。
まあそんなことで、長い間使えそうなダンベルも購入したことだし、後は自分が頑張るだけ。めざせ、TMレボリューション!