ハニービー、徹底比較。

またまたハニービーの話。これは究極の癒しだと思う。・・・ま、究極ってのはものすごく言いすぎだけど、なんだろうね、僕はたばこを吸わないから分からないけど、気分転換にちょうど一服、てな感覚に似てるんじゃなかろうか。プロポからハニービー本体に充電して、30分弱。しばらく他の用事を済まして、充電完了を確認したら、早速飛ばしてみる。大体7分ぐらいは飛ぶんじゃないかな。ゆっくり右旋回でぐるぐる回すもよし、上昇下降を繰り返すもよし、ホバリングで一箇所にとどまらせるもよし、ちょっと頑張って離発着に挑戦してみるもよし。まあ、とにかく飽きることがない。

私の場合、最初にアパッチを買って、その面白さにハマり、続けて、ハイパータンデム、そして最近、ミニビー、ビューマックス、と結局4台もハニービーを保有している。まだ買って日は浅いが、一応経験者として、ハニービーに共通する特徴や、それぞれ特有の特徴などを書いてみようかな。

私は、他のラジコンヘリは一切触ったことはないので、それらとは比較が出来ないが、ハニービーの操縦はやさしいとは言わないけど、数日飛ばせば誰でもコツをつかめるレベルで、決して難しいことはないと思う。だから、数回やってあっという間に墜落して、こんなものとても遊べるものじゃない、と諦めないでほしい。

ハニービー共通の特性。上昇レバーをいきなりマックスまであげるとあっという間に天井にぶつけること必至。よってとくに上下は微妙なスティックさばきが要求される。また物理的なことは分からないが、天井付近まで上がると、天井に吸い付くようにして浮力が加わる。ここでは上下レバーを動力を完全に殺さないほどに弱めなければならない。ただ、一旦天井への浮力が途切れるほど高度が下がると一転、落下の一途をたどるので、ここでは逆にマックスに近いぐらいに上昇させないと、すぐに墜落してしまう。上下動で一番難しいのがこの点だろう。

今度は、左右旋回。基本的には床から1mぐらいのところでホバリングさせて、トリム調整して、まっすぐ飛ぶようにするのだが、それでも基本はゆっくり右旋回で前進させるのが楽だと思う。先にも述べたとおり私は4種類のハニービーを持っているが、どれもゆっくり右旋回しながら前進、一方左旋回は、前進はせず、右に比べ、急にその場で旋回するのが特徴だと思う。よって右旋回をさせるのは簡単。難しいのは左旋回。上昇しながらだと、よっぽどスティックを右に倒さないと左旋回してくれない、しかしながら一旦旋回しだすと止まらない。私の場合、左旋回しだしたと思ったら、すぐにカウンターステアではないが、左にスティックをあてて、左旋回をとめる。左旋回をしてるときは機体のバランスが不安定になることが多いので、旋回させること以外は基本、ゆるく右旋回前進させながら、次のアクションに移るのが、墜落せず長く飛ばすコツだと思う。

続いて、各機体の特徴。

アパッチ。これが一番安定していて操縦しやすい。慣れてくるとちょっと簡単すぎかと思うほど。アパッチは2ch仕様で前進することは出来ないが、ハニービーの特性をいかして、ゆるく右旋回させながら前進。折り返したい地点で、その場で左旋回させるか(狙った位置で旋回を終えるのが意外とむずかしい)、さらに左にスティックを倒して右旋回Uターンさせると、ゆるく前進させ続けることが出来る。せまい部屋であれば、正直前進機能がなくてもこれで十分楽しめる。

ハイパータンデム。アパッチである程度自信を深めた私は、ハイパータンデムに、初心者用のスタビライザーや不用意な前進防止のためのスティックカバーの存在をいぶかしげに思いながら、飛ばしてみたら、まあ難しい(笑) 最初は本当に壊れてるのかと思ったほど。それでも慣れればコントロール可能。若干重量があるため、一旦落下が始まるとそこから持ち直すのが結構難しい。しかしながら、慣れると右、左旋回にせよその場でくるっと回ってくれるのがありがたい。これによって相当壁際によっても激突を回避しやすい。後は、共通の特性の部分にも書いたが、とくにこのハイパータンデムは左旋回時やその後にノッキングのような前後のブレを起こし、体制を崩しやすいので、左旋回は極力方向をとどめる目的にとどめ、前進は右旋回気味や右旋回時に行うほうが安定する。またこのハイパータンデムは3chで、前進するのだが、これがまた楽しい。私の部屋は7畳弱でちょっと能力を持て余してしまうが、もう少し部屋が広かったり、リビングであれば楽しめると思う。結局のところ・・・操縦は難しいが、一番操り甲斐があるのがこのハイパータンデム。

ミニビー。ある意味一番スタイリッシュ。プラスティックボディに一回り小さい機体。プロポの中に機体が入ってしまう、というのはなかなか革新的だと思う。ところが・・・4機種持ってる中では一番のじゃじゃ馬。とにかく高度を安定させるのが難しい。あっという間に天井に吸い寄せられ、逆に一旦落下しだしても、なぜかハイパータンデム並みに持ち直しが難しい。私は正直、未だに操りこなしていない。ただ、友人の家に行って、ちょっと自慢するにはちょうどいい(笑) ただ、その腕まで自慢出来る様になるにはかなり修行を積まなければならない。初心者用に見えるかもしれないが、ハニービーが初めての人はこれはちょっと避けたほうがいいと思う。

ビューマックス。プラスティックボディに3chで前進も可能。別に他の発砲スチロールボディが悪いとは思わないが、やはり質感はちょっと高い。アパッチやハイパータンデムの発砲スチロールボディに比べると、若干センシティブというか、操縦が難しいような気はする。しかし、これまでアパッチなどで培った操縦テクニックを駆使すれば十分コントロール可能。若干気になるのが充電池の持ち時間。他のハニービーがすべて飛行時間約5分と書かれているのにたいして、これは約4分と書かれている。で、実際に飛行時間は他のハニービーに比べて短い。しかし、操作がピーキーすぎることもなく普通に楽しい。相当前進力があるので、これも狭い部屋では実力を出し切れない感はある。

長々と書いたが、これを最後まで読んでくれた人はいるのだろうか? 正直、自分でも読み返す気がしない(笑) ただ、5分ちょっとしか飛ばせない、というのが、自然と一日多くても2回ぐらいしか飛ばさない、ということにつながり、それがかえって飽きずに毎日気分転換にちょっと遊ぶ、という継続性を生んでるような気がする。とにかくなかなかよく出来たおもちゃなので、ちょっとでも興味を持った人は是非。ちっちゃいヘリを自由自在に気軽に操ることの楽しさといったら・・・。少しでも面白そうだ、と思った人は必ず満足する出来だと思う。

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