もはやインターネットの使用は常識となった。もちろん、未だにパソコンを使ったことがない、という人もいるだろうが、そういう人ですら、人々の話題、あるいはインターネットを用いたサービスを介して、間接的にはインターネットの影響を受けているだろう。それぐらいインターネットは人々の生活に欠かせないものとなっている。
そうなると、次の課題は、そんな時代に、ネットをどう活用していくのか、という話になると思う。卑近な例を挙げると、うちの66歳の父親もインターネットをやってはいるようだが、どちらかと言えば、ネットの情報よりも、テレビ、新聞の情報によりプライオリティをおいている感じである。それはそれで問題ないのだが、例えば30歳代後半の私であるとか、もっと若い世代の人間がそれで済まさせるか、と言えば、恐らくそれでは済まないだろう。これは好きか嫌いか、興味があるかないか、の問題ではない。脅かす様だが、これからは上手にネットを活用出来るか否かで、その人の生活の質まで変えるぐらいの誰しも避けては通れない問題なのである。
そこで、新しいデジタル・デバイド、つまり、インターネット使用と当然のこととして、その先のネット上での情報格差が何を生むか、について・・・、適当に検討したい(笑) いや、真面目にやるけど、あくまで趣味のレベルで。
どうやら、長くなりそうなので、複数回に分けて書いて行こうと思う。
日本のTwitter利用率は8%どまり–富士通総研調べ:ニュース – CNET Japan
まあ現実はこんなものらしいが、これを高いと見るか、低いと見るか・・・。
この前友人から問題として提議されたのが、twitterでの『世間』は決して本当の世間を代弁している訳ではない、という話。まあ、そりゃそうだよね。前に編集・ライター養成講座の課題作成の為、週刊ダイヤモンド編集部にお邪魔してインタビューさせてもらった時も、同じ話を聞いた。
twitter利用率が本当に8%であれば、現在のユーザー層はイノベーター理論でいうところのアーリーアダプターということになる。
よって、twitterユーザーはおしなべてITリテラシーの高い人達、と言えるかもしれない。問題は、キャズムを越えて、アーリーマジョリティーまで普及するかどうかだが・・・。仮にアーリーマジョリティーまでtwitterが巻き込んだとして、その時、人々はどう変わるのだろうか?
オタキング代表岡田斗司夫 インタビュー(フルバージョン) (※PDFファイルです)
ちょっと長いけど上記インタビューが面白い。しかしそんな馬鹿な、と思うところも、ちょっとある。そういうところだけ抜き出すのも少し卑怯だが、ちょっと上記インタビューから引用してみる。
なので、この夏以降、ツイッターはさびれて、フェイスブックに行くであろう。それはもうはっきりしてますね。これだけツイッターが紹介されれば、ツイッターはどんどんここから先、いるだけの場所になり、複数のアカウントを持つのが当たり前になり、bot(自動で投稿されるアカウントで、有名人bot が多い)がどんどん溢れてきている。
これはちょっとおかしい。ツイッターはそのうちさびれるかもしれない。それはそうかもしれないが、ツイッターの賞味期限がそんなに短いとは思わないし、ツイッターに比べてフェイスブックがそんなに優れたサービスだろうか?
確かに、ビジネス・パーソンを中心にフェイスブックに流れていく人は多くなるだろう。これからはネットでどんどんセルフブランディングしていく時代で、特にフリーランスでやっている人は、ネットで本名を検索すると、一発でその人の仕事の履歴が分かるのが望ましい。そんなときに本名でしか登録出来ないフェイスブックは良いツールだと思う。
しかし、ソーシャルネットワークにはふたつの利用目的がある。それはビジネスユースとパーソナルユースだ。ビジネスユースにおいては、ミクシィは、先にリアルで出会った人達が、ミクシィ上で打ち合わせをするのに有用だと思うし、ツイッターでは、未知なるビジネスパートナーを探すことも出来る。・・・フェイスブックをちゃんと使っている訳ではないので、この記述は間違いかもしれないのだが・・・フェイスブックはそのふたつを同時にこなせる場なのかもしれない。
一方で、パーソナルユースの歴史はビジネスユースのそれよりずっと長い。パソコン通信、2ちゃんねるなどは明らかにユーザー同士のビジネスには結びつかず、完全に個人の楽しみとして存在してきた。それはミクシィやツイッターの時代になっても同じである。そして、フェイスブックは明らかに日本人がパーソナルユースで使うには不向きなツールだと思われる。その理由は当ブログの記事、
を読んで頂ければお分かり頂けると思う。
仮にビジネスユースに話を絞ったとしても、ツイッターはかなり優秀なツールだ。なぜならセレンディピティを発揮しやすいからだ。セレンディピティ・・・聞きなれない言葉だと思うので、意味はこちらで。
セレンディピティ – Wikipedia
ビジネスチャンスは商談中のみにある訳ではない。また自分の興味のある範疇の中のみにある訳でもない。たまたま見かけた他人のツイートからビジネスチャンスを見出すことも十分に可能である。140文字という制限は、気軽につぶやけるという利点があり、結果、ありとあらゆる種類のツイートを目にすることが出来る。現状、セレンディピティを発揮しやすいツールとして、ツイッター以上のものは存在していないと思う。
今回はソーシャルネットワークの意義と、ツイッターの可能性について・・・多分、そんな感じで書けてるとは思うが・・・述べた。次回は・・・実はセレンディピティが全ての答えなのだが、ツイッターやグーグルリーダーなどのRSSで、自分の好きな情報ばかり集めてると、『情報のたこつぼ化』が起きるのではないか、という課題について触れたいと思う。