CP+でPENTAX K-01を触ってきた。

一昨日の平成24年2月9日(木)、CP+に行って来ました。目的はただひとつ、PENTAX K-01の実機を触ってくること(とコンパニオンの撮影(笑))。次の写真は中肉中背の男性がK-01を実際に手に持っていたところ。

ミラーレスだけあって、ボディーの高さは低いが、厚みは結構ある印象。

さて、実機に触るまでしばらく列で待って、やっと私の番になった。まずは単体の写真。レンズはDA40 F2.8 XS。

続いて、フラッシュをポップアップさせたところ。

次の写真は私の持っているDA★16-50を付けてみたところ。

実際、手にとって思った正直に思った印象。分厚い、重い(笑) 上記の写真は結構さまになっていると思うが、逆を言えば、それだけボディが大きいということ。薄い、軽いであれば、私はペンタックスの単焦点レンズを結構持っているので、今持っているK-5のサブ機として使うのもありかな、と思ったのだが・・・。普段使い様に、と思っても、このボディの厚み、重さに耐えられるのであれば、K-5でも十分持ち歩けるはず。後は、デザインなのだが、高級感はなく、かといって、マーク・ニューソンならではの意匠のすばらしさもそんなに感じなかった。ただ、この黄色のボディは普通にかわいいと思ったが。

そうなると、後の楽しみは動画撮影、ということなのだが、動画は撮り始めは自動AFだが、撮り始めた後は、必要に応じてAFボタンを押して、ピントを合わせる、ということらしい。で、実際やって見たが、アングルを変えて、AFボタンを押すと、一瞬、オートフォーカスが前後して、ピタッとピントが合う、と言った感じだった。まあ・・・こんなものかな、と(笑) 動画撮影中にも絞りやISO感度は変更出来るらしいので、撮像素子の大きさを考えれば、魅力的な動画が撮れそうではあるが、正直ものすごく売りの部分、とも言いがたい印象だった。

少々辛い採点になってしまったが、特にK-7以降、小さいボディに多機能を詰め込むのがペンタックスの良さだと思ってきたので、そういう部分で今回のK-01は残念な感じだった。既存のレンズがアダプターなしで使える、撮像素子が上位機種と同じサイズで、高画質、そしてコンパクトカメラでは決して味わえない大きなボケを活かした写真撮影が出来る、といういうのはやはり魅力なのだが、コンパクトカメラからのステップアップを考えるユーザーに、果たしてそこがどれだけアピール出来るか。店頭で手にとってその場で撮影してみても、背後の液晶だけではそのあたりはあまり区別がつきづらいからなぁ。

アフィリエイトのリンクも貼るので、いいこと書いておきたいのだが(笑)、やはり中途半端感は否めない。この大きさであればせめてEVF(電子ビューファインダー)でもついてれば、と思うのだが。これをコンデジからのステップアップを考えている人に勧めるか、と言われれば、正直、第一候補としてはオススメしない。ボディが小さく、薄く、コンデジ感覚で普段も持ち歩ける方がいい、という人には、オリンパスのPENやソニーのNEXあたりを勧めたいし、少しでも良い写真を、という人には、どのメーカーでも良いから、とにかくデジタル一眼レフを勧める。K-01は・・・例えば、旦那さんがペンタックスユーザーで、Kマウントのレンズもある程度持っていて、奥さんにプレゼントとして渡すとか・・・(笑) そんなユーザーがどれだけいるか分からないが。

まあ、これが最初のミラーレス、ということであれば、持って不満に思うことは多分ないと思う。ベーシックなデザインで嫌みがないし、何より撮れる写真がコンデジのそれを比べて段違いに素晴らしいことは間違いない。アダプターは介さずに付けられるレンズは、ミラーレスの中ではダントツに一番多い。画質は譲れない、しかしいかにも一眼レフというデザインは嫌だ、ということであれば、事実上、このK-01一択、ということになろうが、ミラーレスを狙う層にそんな人がいるかな?という不安もある。・・・あ、結局、褒めて終われなかったな(笑)

P.S.ペンタックスで、レンズ交換式と言えばPENTAX Qなる随分と小さい弟分がいるのだが、今回Kマウントアダプターが展示されてた。

Qマウントレンズのロードマップも発表されたし、もしK-5のサブ機を考えるのなら、k-01よりもむしろPENTAX Qかな?と思ったりもして・・・。

 

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