ローリングスのアオダモバットが折れた為、SSKのハードメイプルバットに買い替えた話

新春からどうでもいい話。

もう去年のことだが、年末に友達とバッティングセンターに行った。そこでええかっこしようと思った訳でもないのだが、普段と違ったことをしようと思って、木製のバットを持っていった。持って行ったバットはローリングス、硬式用木製の中国アオダモバット。

ところで木製バットの材質については下記のサイトが詳しいので興味のある方は是非覗いて見てほしい。

https://baseman.info/woodbat

私が普段よく行くバッティングセンターは硬式球が打てる。私は筋トレの成果を確かめるべく、最近はゲージが空いていれば基本的に硬式球が打てるゲージに入るようにしている。

そして今回も硬式球が打てるゲージに入った。ただし持っているバットはバッティングセンター備え付けの金属バットではなく、手持ちの木製バット。まあその時点で折れる可能性はあるな、とはある程度は覚悟していたのだが・・・

打席に入って、2、3球目だったか、芯を食った当たりが出て、これが最高の感触だった。プロ野球でよく聞くような「パカーン」という音とともに、一瞬バットがボールに押され、一気に弾き返す感触を得た。金属バットであれば、ガチャンと当たってただ打球が飛んでいくだけなので、これは快感だった。

気を良くした私はさらにバットを振りに行ったが・・・今度はボールが若干内角を抉り、それほどどん詰まりでもなかったものの、バットの芯からは少し中に入ったところにボールが当たった。そこで手に嫌な感覚。一瞬、折れたのは分からなかったが、折れたバットの断面が指の腹にあたり、皮がめくれた。「アイタ!」と痛みの感覚とともに手元を見ると、なんともうバットが折れた。

真っ二つに割れた訳ではないが、使用不能なぐらいには折れている。

ローリングスのロゴがかっこよくてお気に入りのバットだったが・・・まあ、常識的に考えれば、折れるよね・・・バッティングセンターの硬球って、普通の硬球と違い、表面がゴムで覆われたバッティングセンター用の特殊な球で、硬球より更に硬いという噂だし・・・

という訳で、手持ちのバットがあえなく折れた後は、意気消沈しながらも、バッティングセンター備え付けの金属バットで打った。

そんな訳で、自宅の素振り用のバットがなくなってしまった。バッティングセンターに置いてある硬球用の金属バットはおそらく850gくらいか? 一方、硬式用木製バットは900gぐらいでちょっと重い。だけどもこの重さが素振りにちょうどいいのよね。それにやっぱり木は素手で触った時にしっくりくるし、握れば握るほど手に馴染む。

だもんで、正月早々買い物ですよ。

狙うのは、硬式用木製バットで、84cm、重さは900g前後、試合には出ないけど、ちゃんと公式試合で使えるBFJマークの付いているもの・・・まあ、試合には出ないし、もうバッティングセンターにも持ち出さないのだが、やっぱり本物のバットが欲しくて・・・

その中で一番安かったSSKのハードメイプルのバットを買った。

左が折れたローリングス。右が今回購入したSSK。ローリングスの方が若干グリップは太く、ヘッドの径も大きいかもしれない。

手に持った感触は・・・正直ローリングスの方が手に吸い付く感じで良いのだが、これはSSKも触ってるうちに変わってくるかな、と。

実際の球を打つ機会がなさそうなので、なんとも言えないが、SSKはハードメイプルなので、打感はより硬いのだろう。多分ね。

さて、この2つのバットをみて興味深い違いを発見!

木のバットには「板目」と「柾目」という向きがあるのですな。

ざっくりいうと年輪に対して垂直方向が「板目」、水平方向が「柾目」。

で、従来、バットは柾目の方が反発力があるとされていて、2つ上の写真の通り、どちらのバットも壁を背にロゴマークが正面に見えるように置いてあるのだが、バットを構える時に、ロゴが自分の方に向くように構えると、自然と打面はロゴの横、柾目になるようになっている。ローリングスのバットは上記の写真に矢印を入れてみたが、打面が柾目になっている。

ところがっ!

上記の写真をよく見て貰えば分かるが、SSKのバットは打面が板目となっている。

これはなんだ?まさかの印刷ミスか?だから妙に安かったのか?と色々考えてしまったが、とりあえずネットを検索。すると、なんとメイプル材においては、板目の方がより強度があるのだとか。

だから、SSKのメイプルのバットは、ロゴと正対しながら構えると打面が板目になるのだが、これで正しい向きなのだ。

いやー、木のバットは柾目で打つ、というのをずっと常識として持っていたものだから、ちょっとびっくりした。

ま、繰り返しになるが、この新しいバットで実際の球を打つ予定はないので、どうでもいいっちゃどうでもいいのだが、一つ勉強になった。

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