iPod touchを買ってから約一週間。

ちょっとした感想などと環境の変化について述べたい。まず今回購入したiPod touch (第2世代 64GB)なのであるが、これは完全な衝動買い。なぜなら、つい先日新しいiPod nano (第5世代)を買ったばっかりだったから。iPod nanoはビデオは撮れる、FMは聴ける、オマケにかなり精度の良いNike+の万歩計もついてて、かなり満足していた。しかしいつかはiPod touchという気持ちもあり、なんだか本当に何もやることがなくなった遅い夏休みの最後の日に、とうとう買いに行ってしまったのである。


iPod nanoは本当に良いものだったから何とか併用を、とも考えたのだが、どちらもメインで使うのは通勤時の音楽プレイヤーとして。結局宝の持ち腐れになると思い、高値がつきそうなうちにiPod nanoは売却することにした。売却価格は某ネット買い取り店で、9500円。これは安いのか高いのかよく分からないが、とにかく次に手にするユーザーに愛用されて欲しいと願う。

前置きがながくなったけど、iPod touchの話。僕は64GBのを買ってみたけど、今のところ使っている容量は26GBぐらい。しかもiTunesの音楽データ(5148曲)をほぼ丸ごと入れたものが24GBほどを占めているので、音楽のライブラリが少なかったり、ある程度の入れ替えが手間でない人は32GB版でも容量的には十分であると思われる。

さて、まずは普通に音楽プレイヤーをして使う訳だが、あくまでこれは個人的な印象であることを先にお断りしておくが、iPod touchの方がnanoに比べて音質がいい様に聴こえた。これは聴けば聴くほどそう思う。具体的なデータがある訳でもないし、ネットでもそういう評判は聞かないが。

それはそれとして、やはりiPod touchを買ったからには楽しみたいのが、タッチパネルを使ったiPhone OSとアプリ群。CMだとまるで新興のゲーム機の様に宣伝されているが、僕が触った印象としては、完全にPDA(携帯情報端末)。ネットにさえつなげれば、ブラウザもメールもストレスなく動く。2ちゃん専用ブラウザアプリあり、iGoogle専用ブラウザあり、twitter専用アプリあり・・・いわゆるクラウドコンピューティング的なものは、全部このiPod touchで済ますことが出来る。ある意味これがPDAの完成形ではないかと思えるほどだ。今までのiPod touchユーザーやiPhoneユーザーはこういった恩恵をいち早く享受していたんだなぁ。今のところ僕が一番有効利用出来ているであろうアプリがメール。朝、MacとiPod touchのメールを同期させ、それを通勤時に読む。仕事帰りは、地下鉄のホームにDocomoの公衆無線LANが設置してあるので(ドコモユーザーであれば別途の契約で月々800円ぐらいで使用可能)、そこでまたメールを受信して帰りの途中で読む。これが意外と暇つぶし&帰宅時以降の時間の有効活用に繋がっている。

ただ・・・ここまで読んで頂いた方にはご理解いただけると思うが、結局のところ僕が使いたいのは、基本的にネットを利用するアプリばかり。東京に住んでいるので、公衆無線LAN環境はどこよりも良いとは思うだが、それでも当然のことながら携帯に比べれば使える場所は非常に限られてくる。で、結局どうなるか、というとiPhoneが欲しくなってしまうんだな(笑) まあ公衆無線LANのスポットはこれから爆発的に増えるであろう、と予測はするのだが、iPhone・iPod touchが本当の実力を発揮出来るのはネット繋げるが環境下であるから、無線LANエリアでは無線LANで、それがないエリアではソフトバンクの回線でネットに繋ぐiPhoneは現在ではPDAのベストの選択と言えるのではないだろうか。

しかしながら、僕はドコモユーザーなのであるが、一方でお財布ケータイ(Edyなど)、モバイルSuica、そして会社ではワンセグを見ながらお弁当を食べてたりするので、これらの利便性を捨て去ることも出来ない。ガラパゴス携帯などと揶揄される様に、見事に日本だけで展開されているサービスだけが集まっているが、便利なものは便利だし、まず電話として、ということならば、ソフトバンクよりドコモの方が数段信頼が置ける。そんな訳で、iPhone一本にしよう、とまでは思わないんだなぁ。だから今は、ひたすら僕の行動エリア内に少しでも公衆無線LANスポットが増えることを祈っている。

・・・というようなことで、この一週間で今まで全く知らなかったまさにユビキタスの現在形を少しだけかいま見た訳だが、もう無条件に面白い! 僕は今一度、改めてネットの海に溺れたいと思う。

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