ATOK 2011 for Mac [プレミアム]買った。

タイトル通りだが、Mac版ATOKの最新版を買った。アマゾンで1万2千円弱。決して安くはないけども、私はMacでそれなりに文章を書くし、それに今回は4500円分ぐらいのアマゾン商品券があったので、それも利用して、ベーシックではなく、プレミアムを買ってみた。そして今こうやって早速ATOKで変換しながら書いているわけだが、すでにプレミアムにして正解だった、と感じている。プレミアム版には「大辞林」と「ジーニアス和英・英和」などの辞書がセットになっているのだが、変換候補内で、すぐに大辞林で意味を調べられたり、ジーニアスによる和英・英和変換が出来るととても安心感があるし、また文章を書くのもずいぶんと捗る。

また今年のATOKの目玉としてATOK Syncという、ユーザー辞書をクラウドで共有出来るサービスがある。私の場合だと、iPhoneに入っているTweet ATOKの辞書と同期が図れる、というメリットがある。ま、iPhoneで、そんなにユーザー辞書をフル活用するとも思わないが、私はこういう機能に弱い(笑)

しかし、ATOKを使うのは何年ぶりだろうか・・・大昔、私がまだウインドウズユーザーだった頃に使っていた以来だ。私はMacユーザーになってからは、すっかりEGBRIDGE派になった。EGBRIDGEに乗り換えた理由は別にEGBRIDGEの方が当時のATOKの機能が上回っていた、ということではなく、EGBRIDGEの方の何となくよりMacらしい感じがあったから。また、EGBRIDGEはOSのアップデートと同時に対応版を出すことで知られており、そのあたりのMacラブな感じも大いに好感が持てたのだった。しかし、時代は流れ、エルゴソフトは倒産、そして、EGBRIDGEは、エルゴソフトの数名の有志によって引き継がれて出来た会社、物書堂から出された「かわせみ」へと変わったのであった。私はこの「かわせみ」のユーザーでもあったが、やはり会社規模が小さいせいか、数度のアップデートはあったが、機能が大幅にアップするようなことはなかった。それに物書堂はiPhoneアプリの「大辞林」などで大成功を収め、開発などのリソースをかなりiPhoneアプリに取られている印象があった。ま、本当はエルゴソフトがつぶれた時点で、なくなる運命だったEGBRIDGEを、新しいOSに対応させ続けてくれただけもありがたかった、と言えば、ありがたかったのだが。

ま、そんな訳で今回、その大幅な機能アップをこの目で確かめるべく、久々にインプット・メソッド・ソフトを乗り換えた訳だが、まあ、よく出来てるわ。基本の変換はしっかりしてるし、細かい気配りも凄い。多機能ながらも、例えばどうしたら類語変換が出来るか、など次にユーザーが取るべき行為を画面の幅を取らずに教えてくれる。だからショートカットを覚える必要もあまりない。間違った日本語を書く危険性も少なくなるし、やはりATOKはプロ御用達のソフトだと思う。(私はプロではないけども(笑))

ところで、今回購入を検討するにあたっていろいろ製品ラインアップを見てみたが、今は月額制のやつとかがあるのね。月額300円とあるが、1年使っても3600円。2年に1度製品版を買ったとしても、それほど高い印象はない。というかむしろ安い。ただ、プレミアム版にある「大辞林」や「ジーニアス」などの辞書は使えない模様。月額が多少高くなっても、これらの専門辞書が使えれば、月額制を選んでいたかもしれない。

まあ、そんなわけで値段を除けば満足な買い物だった思うのだが、一点だけ気になる点が・・・それはATOK Sync。13ヶ月たったら月額300円の有料サービスになるのだという。いやいやいや・・・そりゃ自前でクラウドサービス組むのも安くはないだろうが、例えばドロップボックスなどでデータを共有すれば、タダに出来るし、ユーザー辞書のSyncのためだけだったら、その値段設定は高いと思う。13ヶ月経って、なし崩し的に無料が続くのか、それともきっちりお金を取るのかは分からないが、世の中のクラウドのサービスレベルを眺めると、そこは無料でやってほしい、と思う。

ATOK Syncの有料化だけはちょっと、いう感じだが、それ以外は大満足の新しいATOK、お薦めです。特にMacでしばらくATOKから離れていいたユーザーはその進化に驚くと思う。月額制も機能を考えれば十分に魅力的。

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