これから余裕のあるときに順不動で私が受講している「編集・ライター養成講座」で印象に残った講座の事を書いて行こうと思う。
最初は・・・一番最近受けた「校正・校閲の基礎」。講師は元・文芸春秋 校閲部長の岡本進氏。この講座の内容はまさにタイトル通りだが、今になってジワジワとあの講義、面白かったよな、と思い出す、なんだか不思議な講義であった。
校正は簡単に言えば、字面のマチガイ直し。一方、校閲は、その言葉である必然性のあるなしなど、読者、社会にどの様な影響を与えるか、まで考慮して行われる。私は、この校閲の作業に非常に興味をもった。
めくら・つんぼ・おし・・・これらは差別語である。じゃあ、これはいけない、ということですぐに赤字を入れるのか・・・決してそうとばかりは限らない。
例えば岡本氏が例として「盲(めくら)の乞食」という言葉を挙げられたが、これは差別語のツーショット。直すとすれば「視覚障害者のホームレス」といったところか。さて、これはばっさりと直してしまうのか?