遅ればせながらミッキー・ローク主演の『レスラー』をDVDで観た。ミッキー・ロークと言えば『ナイン・ハーフ』もそうだが、私は『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』の印象が強く、それだけに最初に顔がハッキリ見えた時は(なかなか見せない演出なのだが)、「・・・誰?」と思ってしまった。
大まかなストーリーはネット上に既に数ある映画評が書いてしまっているし、アマゾンのレビューのトップにはご丁寧にラストシーンすら書いてある。で、実際その通りの映画であるから困る。観る意味のある映画を観たい、と思うから、ついついレビューを見てしまうが、事前にあまりにレビューも見すぎるのもどうか、とちょっと思ってしまった。正直に言えば、ネット上で書かれているあらすじから、はみ出るようはシーンもなく、ストリッパーとの恋、娘との不和、などもそんなに劇的には描かれてない。なので、観た直後は、「確かにいい映画だけど、みんな激賞するほど感動もしなかったかな。」というのが正直な感想だった。